実は、世界に向かって大きな声で「日本が誇る最高食品です!」と叫びたくなるような、素晴らしい効能を持つ食品があります。
そんな食品「味噌」は、美肌に加えて、ダイエット、さらには体質改善までしてくれる優れもの。詳細を早速見ていきましょう。
◆カラダを驚異的に強くする-大豆サポニン
毎日ワカメの味噌汁を食べ続けた医師とスタッフが、被爆しながらも、原爆症を発症しなかったという話があります。そのことについて、医学的な実証が成された訳ではありませんが、それは実際に起こったことです。
驚異の免疫力アップの要因の一つは、抗酸化作用の強い「大豆サポニン」とも考えられるかもしれません。大豆に含まれている大豆サポニンは、発酵して味噌になることで効果が倍増すると言われています。
【美肌力】
◆肌を守る機能を修復-マグネシウム
味噌の原料となる大豆には「マグネシウム」が多く含まれます。マグネシウムは肌の角質層のバリア機能を修復する力を持っています。角質層は有害物質の侵入を防ぐという、とても大切な役割があるのです。だからこそ、マグネシウムは美肌には欠かせない栄養素です。
◆代謝がグングンアップ-大豆ペプチド
味噌に含まれる「大豆ペプチド」には、基礎代謝を上げる効果があります。基礎代謝が上がることにより、日常生活でのカロリー消費をアップできます。また基礎代謝が上がることで、新陳代謝も上がり、肌の若返りも期待できるのです。
◆シミ、ソバカスを抑える-遊離リノール酸
味噌に含まれる「遊離リノール酸」は、シミやソバカスを作るメラニン合成を抑制する働きがあるようです。なんと、江戸時代にはキセルのヤニをキレイにするために味噌汁をつかったとか。味噌で、美しく白い肌を手に入れる期待が高まりますね。
◆コラーゲンでプルプルに-イソフラボン
味噌の原料、大豆に含まれる「イソフラボン」は、女性ホルモンに似た作用をするためにコラーゲンの生成を促進すると言われています。
【活用法】
◆最強の具だくさん味噌汁
味噌のもっとも効果的な活用法は、味噌汁です。野菜や、海藻、油揚げなどの具を入れて、その栄養分を余すところなくいただくので、健康効果が何倍にも膨れ上がります。
また、ダシに煮干しや、カツオ節をしっかり使うことで血液サラサラ効果も生まれます。味噌汁は、一日一杯が適量のようです。
◆生野菜で酵素もいっしょに
きゅうりや、生カブなど、そのまま味噌をつけて食べても栄養価バツグン。生の野菜には酵素が含まれていて、発酵食品である味噌にも酵素は含まれます。これで、ダブルの酵素効果が生まれ、新陳代謝をアップしてくれます。
いかがでしたでしょうか?
昔の人は、「何は無くとも具をいっぱい入れた味噌汁を飲みなさい」と言ったそうです。日本が誇る発酵食品だからこそ、もっとも日本人に適した栄養食品なのではないでしょうか。尚、味噌は、1年以上熟成させたものでなければ高い栄養効果は得られないようです。