【エネルギー別】暖房器具の種類
暖房器具にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴や稼働するためのエネルギーが異なります。エネルギー別に、代表的な暖房器具をご紹介します。
表1
※筆者作成
表1の暖房器具は、なじみのある製品をまとめたものです。なかでも、電気をエネルギーとする暖房器具は種類も多く、メインで使用している方も多いでしょう。
エネルギーごとのコストを比較してみよう
暖房器具の種類が分かったところで、実際にどれほどのコストがかかるのかを比較してみましょう。今回はファンヒーターに着目し、「電気」「ガス」「石油(灯油)」にかかるコストを計算します。なお、一日に10時間稼働したと仮定します。
表2
※参照サイトを基に筆者作成
表2の結果より、それぞれの製品を一日10時間稼働した際に、かかるコストで最も高いのは、「石油ファンヒーター」ということが分かりました。
しかし製品によっては、室温に合わせて自動で運転モードを調整してくれるものも多くあります。表2の数値は、消費電力や燃料消費量を最大の値で計算しているため、実際にはもう少しコストが低くなる可能性が考えられます。
今回は自動運転をしないと仮定して計算していますので、目安として参考にしてください。
コスパがよいエネルギーは「ガス」使い方次第でコストは抑えられる
今回の試算結果では、最もコスパがよいエネルギーは「ガス」であることが分かりました。対してコストが高くなりやすいのは「石油(灯油)」エネルギーです。
しかし製品によって、消費電力や燃料消費量は大きく異なります。
消費電力や燃料消費量が大きい製品は、その分コストがかかりますが、パワフルな運転により素早く部屋を暖めたり、輻射熱で体の芯まで温めてくれたりといったメリットがあります。
長時間の使用ではコストが高額になってしまいますが、うまく使い分けることで、節約しつつ効率よく部屋を暖められるでしょう。
出典
東京電力エナジーパートナー株式会社 従量電灯B・C 従量電灯B
経済産業省 資源エネルギー庁 給油所小売価格調査(ガソリン、軽油、灯油)調査結果11月29日(水)結果詳細版
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー