こんにちは!

 

今日の記事の概要は以下の通りです!

 

・スマートポールの機能の人流カメラについて、既に人流調査などをしていないか調べてみた

・「小田原市観光戦略ビジョン」や「美食のまちづくり推進事業の市場調査」で詳細な調査をしていたので、お堀端通りの通行人(市民も含む)の性別、年代を分析する必要性は薄いと思った

・その他の機能も微妙なので、思い切ったスマートポールの活用をしてもらわないと効果が無いと思う

 

それでは、本題に入ります!

 

昨日書いたスマートポールの記事ですが、気になってもう少し調べたら新たなことが分かりました!

 

・なみに、昨日の記事はこちらです!

 

 

スマートポールに関する市HPはこちら!

 

 

この機能の中で、

 

■人流カメラ
通行者を撮影したカメラ映像からAI解析でリアルタイムに属性(年齢・性別など)を推定。

 

とありますよね~。

 

昨日の記事では、

 

・お堀端通りの人流データだけで一体何が分かるのか

・高齢者が多いなどの結果になるんだったら既に小田原市は若者事業をやっているし、そんなの通行人を一目見れば分かるんじゃないか

 

と疑問点を書きました!そもそも、通行人の分析なので、地元民も入ってしまいますしね~。

目当ては観光客なんじゃないかと思うんですが!

 

そしてふと、とあることを思いました!

 

それは、

 

人流調査的なものって既にやってるんじゃないでしょうか?

 

ということです!小田原も観光に力を入れているので、何か無いか観光関係の資料を見てみましたよ~。

 

そしたら、やっぱりありました!

 

「小田原市観光戦略ビジョン」というものの中に書いてありましたね~。

 

市HPはこちらです!

 

 

該当部分を見ていきましょう。

 

表紙はこれですね~。この中で、まず

 

 

 

ここでは、地域経済分析システム 「RESAS (リーサス)」に基づく分析が載ってありました!

RESASは下に注意書きがこうありますね~。

※地方創生の様々な取組を情報面から支援するために、経済産業省と内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会
議事務局が提供する、産業構造や人口動態、人の流れなどの官民ビッグデータを集約し、可視化するシステム。

国の作ったシステムのようですよ!HPはこれですね~。

 

 

来訪客の属性として、

 

1 滞在人口の居住都道府県別構成割合

2 宿泊客数の居住都道府県別構成割合

3 居住都道府県別の宿泊客数(日本人)の推移

4 宿泊客の形態(同行者)別割合(令和3年)

 

が分析されていました!なかなか細かい分析ですね~。

 

更に、「小田原市観光アンケート」の実施結果も載ってました!

 

 

 

 

 

ここでは、来訪客の動向として、

 

1 性別、年齢層

2 交通手段・市内滞在時間・旅行行程

3 立ち寄り先

4 小田原で今後観光したい内容

 

が分析されていました!これは小田原の観光を考えるうえで必要なデータですよね~。

 

そして、以前書いた記事で思い出したんですけど、美食のまち小田原推進事業でも市場調査をしていましたね~。

 

記事はこちらです!

 

 

結果が市HPに無いか探したら、決算特別委員会という議会の資料でありました!

 

 

この令和5年請求資料ですね~。抜粋してみます!

 

 

 

ここでは、

 

1 観光客数の特徴と課題

2 来訪単価の特徴と課題

 

が分析されていました!

 

以上のように、「小田原市観光戦略ビジョン」と「美食のまちづくり推進事業の市場調査」では既に、観光客の分析をしていましたね~。

 

ここでもう一度このニュースを見てみましょう。

 

 
引用すると、

1.人流分析データを活用した観光地の周遊性促進
スマートポールに搭載した人流カメラで年代や性別などの情報を分析することで、マーケティングやまちづくり施策に活用することができます。また、スマートポールに搭載したディスプレイに周辺のお店情報やクーポン、イベントなど最新の観光情報や属性に応じた広告を発信し、地域ポイントアプリなどと連携することでにぎわいを創出し、エリアの周遊性を高めます。

となってました!

 

ここから分かることは、今回のスマートポールで分かる人流は

 

・お堀端通りを通る方の年代や性別

 

だけですね~。

 

上にも書いた通り、これって地元民も居るので、非常に微妙だと思うんですよね。

既に観光客の分析がされているところで、これをお堀端通りだけでしたところで何の効果があるのか分かりませんね~。

 

「マーケティングやまちづくり施策に活用する」のなら、既にしている分析でできるはずですよ!

 

しかも、ディスプレイでの広告発信については、前の記事にも書いた通り、小さくて目立ちませんしね~。

まあ目立たないというのはあくまで私が思うだけなので、百聞は一見に如かずということで、皆さんも小田原駅周辺に行ったときにスマートポールを探してみてください!

 

人流分析機能やデジタルサイネージ機能が微妙となると、後の機能は

 

■LED照明
■FreeWi-Fi
■防犯カメラ
■子ども見守りルーター
■非常時向け給電用コンセント

 

となりますが、昨日書いたように疑問点はいくらでもあるので、本当に必要なものかは良く分かりませんね~。

ちなみにLED照明が当たり前のように機能として書いてあるんですけど、それ機能と言うか、ただの街灯ですしね。

 

なにより、

 

 

これに6500万円、

 

 

これ1本ごとに2000万円かかってますからね~。

維持費も1本あたり年間約100万と、非常に高額です!

 

生まれ育った小田原市のやることをあまり批判はしたくないのですが、この事業は私はちょっとどうかなぁ~と思いましたね!

 

もっとも、これからスマートポールのディスプレイのQRコードを読み取ると、市内の飲食店などでものすごくお得になるクーポン(半額とか!)が発行されたりしたら私も活用させてもらうかもしれませんね!

 

それくらいインパクトのあることをやっていかないと、いつまでも「誰も知らない年間100万円かかる高額な街灯」と言う結果になってしまうと思います!

 

それでは、スマートポールの今後の活躍を祈りつつ、今回は以上になります!