恐怖のスタンプ -下- | 世界一周ちょいめたぼ(仮)

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東京帰って4キロ太りました…痩せるために一周してきます。嘘です。
寝たいときに寝て、起きたいときに起きて食って飲んで…太るかはたまた下痢でやつれるか…そんな世界一周。ゆるいよぶっちゃけ。10kg以上落ちたけど現在南米、絶賛リバウンド中。

金髪美女「Why why why why why??????????」

僕「観光です、世界遺産とかたくさんあるしね…えへへへ…」

そこからはさらに質問攻め。

金「イランに友達はいる?」

僕「いません」

金「イスラエルで誰かに会う予定はある?」

僕「誰も知り合いがいないんで会う予定はないです」

金「どこのホテルに泊まんの?」

僕「パ、パ、ペ、ペトラホテルです(嘘)」(ほんとはPalm Hostelという宿に泊まる予定だったが、ここはジャーナリストやパレスチナ寄りの国際活動家達のたまり場らしく入国拒否の恐れがあるよう )

金「予約は?」

僕「まだしてません、部屋をみてから決めたいので」

金「両親と一緒に住んでるの?」

僕「はい」

金髪美女大爆笑。冗談で聞いたのかどうかわからないけど両親はイスラエルに住んでるのかって聞いたのを僕が聞き間違えたようだ。

僕「No no no no no、日本にいます、あははははー…」とりあえず一緒に笑っておく、もちろん顔は引きつって。

金「ハー」

溜息をつく金髪美女。

噂に聞いていたA4サイズの紙が出て来た。

質問用紙になっていて、この別紙が出される人は4時間5時間、長い人だと8時間もずっと呼び出されるまで待たないといけないと聞いていた。

…延長コース決定…。


ヨルダンのホテルの従業員にもらった伊丹十三の本を読むが、全く頭にはいってこない。

待つこと数十分、眼鏡をかけた男性審査官が僕の名前を呼ぶ。

別紙の質問事項にあった、今回旅した国全部の滞在期間、目的を聞かれたあとまた質問攻め。


眼鏡「ちなみに今の職業は?」

僕「学生です(嘘)」

眼鏡「何を学んでるの?」

僕「英語です」

眼鏡「いつ日本に帰るの」

僕「来月には帰国する予定(嘘)」

眼鏡「えっでも日本の学校って4月から授業始まるよねえ(ニヤリ)」


やっべーーー、ってかなんでそんなこと知ってんの????


僕「大学は大抵4月から授業始まるけど、僕が通ってるのは専門学校なので…」

眼鏡「あっそう…」そしてまた奥の部屋に戻って行く審査官。

もはや極限…。


さらに待つこと数十分、再度名前が呼ばれる。

そして最後のスタンプ審査。

入国審査官「スタンプはどうする」

僕「のーーすたんぷぷりーーず!!」

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無事別紙にスタンプゲット!!

所要時間およそ1時間半。案外早かったけど、とてつもなく長い時間に感じられた…。

なにはともあれ12ヶ国目イスラエル入国!!
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