広島の生前整理アドバイザー・沖田です。
先日の娘の誕生日
実はデコレーションだけでなく、
食卓も娘のリクエストに応えていました。
とは言え、洋食系で!!
とほぼ決めこんでいたものの、
リクエストを聞くと、
「煮込みハンバーグ」と「キムチ鍋」
という意外な組み合わせ。
誕生日なのに、キムチ鍋⁇
たまには、キッシュとか
ちょっと普段作らないお洒落な感じに
しようかと思ってたよ。
でも、それと同時に
高校時代からの友人の葬儀で
息子君が参列者の人達へ話してくれた
エピソードを思いだし、作ることに。
ある日、友人の息子君が、夕食に
作って欲しいとリクエストしたのがキムチ鍋。
しかし、
「今日は材料が無いから、また今度作るね。」
と約束した夜、
彼女は息を引き取ってしまったのだそうです。
飲んだ後に、彼女のアパートに
泊めてもらった学生時代。
飲んだ後だと思えない位、
冷蔵庫にある物で、手際よくシメのご飯を
みんなに振る舞ってくれたりして、
調理師免許も持っている彼女は、
多少の材料が無くても、キムチ鍋なら
作れそうなのに。。。
それだけに、
また今度があるつもりで居たのに、
逝ってしまった友人や息子君の気持ちを勝手に想像して
いろんな思いが込み上げて、
涙が止まらなかった日。
キムチ鍋が特別な物になりました。
今まで、キムチ鍋をリクエストされたことすら無い
娘からのキムチ鍋リクエスト。
あの日の話を思い出し。
作らない訳にはいかないと思え、、、
買ってあったキムチと余り野菜、
少しの冷凍豚肉と鶏ガラスープで、
辛みの少ないキムチ鍋が出来上がり。
誕生日らしく仕上がるように、はんぺんを
星型でくり抜き食卓へ。
毎回リクエストに応えられる訳では
無いけれど、友人とその息子君が
教えてくれていたからこそ作れたキムチ鍋。
今年の誕生日に、特別な思いを
込めていたけれど、
この話を聞いていなかったら、
煮込みハンバーグと
キムチ鍋は合わんやろ。
とか言って、煮込みハンバーグだけ
にしていたかも知れないよ。
ありがとう!
生前整理と出会ってから知った言葉。
友人のことがあってから、余計に
思い出すことが多くなった。
「メメント・モリ」
自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな。
いつもと同じ明日は来ないと
わかっていても、日々に追われて、
忘れてしまいそうになることも多いけれど、
そんな時に思い出し、口にする言葉。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
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