
昨年10月の“Journey Tribute Band(J.T.B.)”から7ヵ月、今年の5月には“SPAN”で地元・三島に凱旋です。しかも後輩にあたる“Be-B”と一緒に。そのへんの経緯は後述。
会場となる【ゴリラハウス】は、十数年前に“HOT ROD CRUE”で訪れた思い出の場所。そしてこのゴリラハウスが収まっている建物全体は、楽器店【オレンジ村】さんの自社ビルなのです。1Fに楽器店/2Fにリハーサルスタジオ/3Fにライブスペースと、音楽のための環境が全て揃っているという、関東でこそ散見されますが、およそ三島という土地には似つかわしくない建物。だって音楽人口も(おそらく)それほど多くないですから。
同店の開店当初より出入りをはじめ(当時は違う場所にて営業されていました)、楽器の購入はもとよりリハーサルスタジオを使わせて頂いたり、同店主催のコンサートや、ヤマハ系のコンテストに出させて頂いたり、二十歳前からはキーボード教室の講師を務め、果てはバイトとして店頭業務まで…と、おそらく同年代の誰よりもお世話になりました。
学生時代は連日入り浸り、そこで出来た仲間と連れだって悪さ(笑)したり、同じような同店常連の大人たちとの交流で人間関係や上下関係を学んだり、バンドに誘い誘われなんてこともあったりと、まさに自分にとっての『学びの場』でした。前述“Be-B”と出会ったのもここでしたし。当時はお互い、まさかプロになって再会するとは思ってませんでしたが。
時代はちょうどバンドブームのハシリの頃、バブル経済とも重なって、楽器業界も潤っていた時期だったと思います。折からの【ジャパメタムーブメント】の洗礼を受けて髪を伸ばしはじめたのもこの頃でしたし。懇意にして頂き、可愛がってもらってました(多分)。
社長(現会長)の実家がミカン農家であったところから名付けられた【オレンジ村】、自らを『村長』と名乗るという、今にして思えばなかなかのセンス。のちに開設された【ゴリラハウス】(このネーミングセンスは疑問です・笑)、当時は弁当屋さんの2階にあって、50人も入れば身動きとれなくなるような空間で、設備も都心と比べれば正直なところ見劣りするものしたが、三島という地にあってはたいへん貴重な場所でした。他にライブというものが専門的に出来る場所(いわゆるライブハウス)がほぼなかったので。
昨年村長が体調を崩され入院、退院されて店頭にいらっしゃると聞いたので、J.T.B.で訪れた際にご挨拶に立ち寄った折に、『ウチでもやって欲しいんだけどなぁ(※その日のJ.T.B.は、違う会場での公演でした)』なんて遠い目で言われてしまったらf(^^;
そんなことがあって、今回の公演に繋がりました。『Be-Bと一緒に』というのも村長の希望で。
私的には、自分を育ててくれた地元が衰退していくのが寂しく感じ、なんとか盛り上げたいという気持ち、そしてささやかな恩返しの意味もありで。今後に繋がるかもしれない、いや繋げるための公演なのです。別に俺じゃなくてもいいのかも知れませんが、ちょうどいくつものバンドを抱えている今だから、違う顔ぶれで2回・3回……と続けられるかも知れません。地元バンドも一緒に出て頂けるとのことで、何か伝えられたらとも思います。ちょっとおこがましいですが。
地元の友達たちの支援も受け、昨年のJ.T.B.に続いての俺的第2弾です。
5/21(土)三島ゴリラハウスでSPAN+Be-Bという、初のコラボレーション。
フライヤー最上段のコピー
『あんたっち、ハンパないら!!』
三島の方言で
『おまえら、ハンパねぇよ!!』
みたいな意味です……ニュアンス違ったらごめんなさい(汗)
地元・三島への愛を込めました。
どうか成功しますよう。