昨日は亡友の命日だったので、思い立って墓参り。
生前は有名なマンガ家さんにして、友人ヴォーカリストの奥方でもありました。
事前に連絡とったらば、17回忌の法要も行うとのことで、参列させて頂くことに。
冠婚葬祭くらいしか袖を通さないスーツを引っ張り出し、ロック好きだった故人を想い、あえて髪は下ろしたままで。きっとこういう方が喜んでくれるでしょう。
亡くなって16年。いまだ実感ありませんが。
月刊誌に連載をされていたので、月の3分の1くらいはわりと時間に余裕があったようで、毎月その時期にはよく自宅に遊びに行かせて頂いてました。
で、何をするかといえば『桃鉄(=桃太郎電鉄・当時はスーファミ)』。それも朝まで(笑)
前出ヴォーカリストとの共通の友人であるレコーディング・エンジニア氏の車に乗り合わせ、夜な夜なお宅へ。なんと迷惑な(^^;
その当時はまだ幼かった息子さん、久々に会ったら大人になってました(当たり前)。26才ですって!
『盛山さん、お久しぶりです』って。やめろよー、『せいやまくん(と呼ばれてました)』でいいよー、と思わず言ってしまいましたよ。何か変な感じ、ムズムズします。『です・ます』で会話してることからして不自然!
時間の経過を容赦なく思い知らされました。若干色あせてきた故人の遺影からもそれは感じとれましたが、あの頃のままの優しい顔立ちのご本人は変わらずで。
年上のお姉さんだったのに、とうに年令は越してしまいました。そしてこうして今も忘れずに元気です。たまに作品も読んでます。
行きの車中、運転しながらお葬式の日のことも思い出してました。そういえばウメちゃん、ライダース着て参列してたなぁ……と。ウメちゃんらしいというか何というか。
そんな一日でした。
忘れないこと、想い続けることが残された者のつとめなのかも知れませんね。