まだ分からないけど、噂では今度の異動は関東圏かも知れない。もしそうなら20年ぶり。長い長い旅だった。色んなことがあった。というか、今の俺の人生は関東を出てから始まったと言っても全く過言ではない。

本当に色んなことがあった。というか、色んなことはここに書いてきた(笑)。

でもまだ終わらない。終わらないと思う。


 ここまで来た。

 もう、誰がどう贔屓目に見ても、初老の男。

 とうとうここまで来たのだ。定年まであと僅か。

 今、こんなところにいるのは全部、自分の責任。

 仕事はさておき、人間関係は酷い。

 年賀状で届くのは3通。

 気がつけば、周りには誰もいない。

 孤独死確定。

 本当に恥ずかしいが、俺の人生の盛りは、40代前半だった。

 いい大学に行く事ばかり考えて勉強してた高校まで。

 浪人では、高校卒業直前に、ラブレター渡した女の子が短大で遊び回って、

慶大生とテニスサークルの旅行に行くだとか聞かされて、モヤモヤして、

勉強どころじゃなくなり、本当に苦しかった。

 でも真面目そうだった彼女、後で聞いたら、高校時代も結構遊んでたみたい。

 反動もあってレジャーランドと化した大学時代。

 テニスサークルを作り、そこで知り合った彼女と結婚。

 親のコネで就職。

 しかし俺の遊び癖が始まって、浮気を繰り返す。

 1姫2太郎と子宝にも恵まれたが、お互いの浮気により離婚。

 結婚中、未来というキャバクラ嬢に心を奪われる。

 職場の大学院卒の才女と関係を持つ。

 その後、出会い系サイトを使って200人以上(これは全くの推定)と会い、50人と関係。

 中には濃厚な関係もあった。

 アパートに泊めてもらったら、自ら命を絶った彼氏の寝巻きを着せられてた、ということ

もあった。

 冬子が一番俺の人生に影響を与えた。

 あいつ、自分もまだ結婚してたのに、弄ばれたとかファックスを、俺の職場の中枢部に

流しまくりやがった。あれで、ジエンド。今に繋がる。

 まだ忘れられない女が二人。

 広末涼子似の女と杉田かおる似の女。いい女たちだった。

 

 さて、これからどうするか。

 人は、○ぬ直前に、走馬灯のように人生を振り返るという。

 俺の尊敬する職場の大学の先輩が、俺らに講義をしてくれた時、珍しく、採用から

その時に至るまでの自分語りをしてくれた。

 そして数週間で突然亡くなった。あれが走馬灯だったのかって今でも思う。

 

 俺、やばいかな。

 

 俺は宇宙。俺がいなくなれば、宇宙はなくなる。そう信じてる。

 

 職場の研修中に、ナンパしてきた年下の男のことを「お姉さんに声かけるのは

まだ早い」と笑っていた眩しいあのお姉さんがやたら眩しい。

 

 もう女の子を追いかける気持ちは起きないだろう。

 しかし、1週間ほど前、職場のモテ男が社外の女の子に囲まれてモテモテの姿を

見て、少し、ジェラシーを感じた自分に、頼もしさを感じた(笑)。

 

 人生、これからいかに幕を引くか。これからは断捨離だな。

二十代の頃だった。

夏だったと思うが、同じ職場の同年代の女子二人が話していた。

何気なくその内容が聞こえてきた。

どうやら昨日、プールに行ったらしいが、そこで男にナンパされたらしい。

でもその男はどうやら年下だったらしく、

「お姉さんに気軽に話しかけないでって感じ」

と言ってた。

ワンレンぽい髪型の美人で、頭の良い、その頃の僕からすれば手が届かない、都会派の女性だった。


この年になると、物忘れは激しいが、昔のことはよく思い出す(笑)。

職場と自室の往復の日々。ごく当たり前の生活を送っている。

朋美との付き合いは長くなるので、まず裕子から行こうか。
ひょんなことから知り合って、ファミレスでデートして、彼女のアパートへ。
小綺麗な普通のアパートだったが、セキュリティのしっかりしたマンション、という感じではなかった。
彼女のイメージは、サーファーギャルのようなルックス。サラサラヘアに、どこにでもいる、綺麗なOLという感じ。
ファッションはパーカーを着てたのを覚えてる。
彼女の部屋のソファで彼女が座ってる俺に股がってじゃれあったこと、彼女がさっと出す小料理がまた手が込んでいて美味しかったことは印象的だった。
でもどうやら、彼女が勤めてる会社の年配の社長とできてたみたい。いつも一緒にいれない寂しさから俺と付き合い出したようだ。
その頃は俺も独占欲が強かったから、「今日会おう」とメールで誘ったんだけど、「用がある」と断られたことから、喧嘩になって終わってしまった。
二ヶ月くらいかな。続いたの。
いい娘だったなあ。彼女も現時点で40後半。幸せな生活、してるだろうか?
明日は月曜日。一週間の始まりだ。さっき、腹痛を起こして、寝てしまった。9時から11時頃まで。だから眠れない。外は風が強い。嫌なことばかりが思い出される。
京子に会いたい。
毎日ため息ばかりついています。
失ってしまった人のことを忘れられない。
あ、やってしまった。何て女々しいのか。
次の人に行くことによって、前の人のことは忘れる。
これが僕の自分に対する納得のさせ方です。
いつまでも過去の人をグズグズ考えているのはカッコ悪い。負けだ。大体、向こうは俺のことなど考えていないのだから。
思うより思われろ。
未來への失恋からのスタンスです。
大した男でもないのにね。

前向きに行かないと。
しかし、先が見えてきた感じだし。
もう自由奔放ではありません。
すっかり縮こまってしまった。

正直、まさに明日はどっちだ、って感じ。

実は同じ年で、同じ仕事だった野郎が仕事を辞めてました。
前まで下の立場だったのに、頭角を表して、こっちがうろうろ、ノロノロしてる間にいつの間にか、上の立場になりやがった(笑)

んで、その異動を密かに注目してたんだけど、最近になって、名簿にないことに気がついた。んでググってみると、フェイスブックやブログが出てきて、脱サラだと。

どうも仕事がきつくなったみたい。

まだ5年以上あるのに。
相当稼げたはずなのに、奴は落ちてしまった。店をやるとのことだが、無計画だからもうダメだろうな。もったいない。

だけど、先が見えてきたから、自分の思ったことをする人生。それはそれでいいのかも知れない。

フラフラしてるようでいて、石橋を叩いてもなかなか渡らない俺には絶対できない思いきりの良さ。

ま、奴のこれからがちょっと気になります。

何だかなあ。今はそんなとこ。
このブログを始めた当初は、脂ぎってた。そして、人生を楽しんでた。

しかし、今は、いや今のところは、ため息ばかりついてます。

これが次の爆発の「ため」ならいいんだけど。

近況はそんなとこです。
なんて、全然近況になってないけど。

自由に生きたいよね。自分らしく。

でもこれからは、自分よりは、人のために生きていくんだろうなあ。当たり前だけど。

くそっ、あのコの面影がちらつく。

女々しいぞ、俺。


ま、そんなとこです。
俺は批評家。

色んな人が書いてるブログ見て、時には、この人は何かつまらない人生送ってる、とか思ってしまう。

だけども、自分が振り返ると、俺の人生こそ何なんだ、って思う。