さてクイズです。

ナンバープレートを盗まれた俺は、陸運局に届けに行ったところ、ナンバーそのものを変えることになった。

渡された新しいナンバーを見ると、下3桁と下二桁が「42」で、不吉だと思ってので、温厚な俺は珍しく、変えてくれ、と頼んだら、陸送局の人はニヤニヤしながらなぜか、

「運命ですから」

と言った。

後で気がついたのだが、その数字は、その頃、付き合い始めた元妻の誕生日だったのだ。


そこでクイズ。

ナンバーの地名は八王子。

本当に無理くりだが、この地名は、発音の仕方で、元妻の名前に聞こえてくる。

ちなみに元妻の名前は、本当にありふれてる。

数字が誕生日、発音次第で地名が名前。おまけに平仮名は元妻の旧姓の最初の文字。

ゾッとした(笑)。


というか、最初に誕生日に気が付き、次に地名に気が付いたので、「なら平仮名は妻の苗字の最初の文字の○だろう」と思ったらその通りだったということ。


さて、元妻の名前は何でしょう?


ヒント 八王子を色々読み替えて下さい。


結婚など珍しくも何ともない。

だから俺が元妻との思い出話(笑)を語ったところで、面白くも何ともない。

とはいいつつ、何か思い出してしまった。

 

工藤静香には別に興味もなかった。だけど、この恋一夜は印象深く残っている。

だからと言って、この曲に纏わるエピソードもないが。

 

工藤静香が流行っている時代に、俺たちは付き合った。

今、YouTubeで恋一夜を見ると、やたら工藤静香が眩しく見えた。

背筋が震えた。

 

車のナンバーのエピソードは語ったっけな。

 

当時、赤いファミリアに乗っていたが、7が2つくらいついている結構演技の良さそうなナンバーで

、ナンバー自体気に入っていた。

 

ところが、ある日、駐車場に車を停めていると、何とナンバープレートが盗まれていた。

 

ナンバープレートだけ盗むなんて、おかしいだろ。

 

仕方がないので、ナンバープレートをもらいに、陸運局に行った。

そしたら、意外な返事。

 

「ナンバーを変えなければなりません。」

 

ふうん、そうなんだ。なら仕方がない。

 

んで、しばらく待たされて、ナンバープレートを渡された。

 

「・42×」

 

俺は係員に訴えた。

 

「これ、変えてください。42ってついてる。縁起が悪いですよ。」

 

係員は笑いながら言った。今でも忘れない、あの言葉。

 

「運命ですから。」

 

そう。妻の誕生日は4月2×日。

 

おまけにひらがなは妻の苗字の頭文字だし、地名もこじつければ、妻の名前に読める。

 

もちろん、その当時はちょうど妻と付き合い始めた頃。

 

どう考えてもおかしな偶然ばかり。人が結びつくときは、こういう偶然(奇跡とは言いたくない)

が起こるものらしい。

元妻にはもちろん恨みもないし、というか、何の感情もない。

 

思い出したので書くけど、元妻とは不思議な縁があった。

 

というのは、大学時代、友達と大学野球の試合を見に行った時のことだ。

 

この時、妻も大学生だったが、すでに付き合っていた。

 

その日は妻は他の用があるとのことで、一緒には行かなかった。

 

野球はデーゲームだったので昼過ぎに終わり、友達と共に、スタジアムから帰りの駅に向かって

歩いていた。

 

何万人と入っていたので、結構な人がいた。

 

ところが、そこで、俺は妻と一緒に観戦していた男にばったりと出くわしたのだ。

 

相手は同じ大学生。結構いけてる。

 

そこで妻は俺に謝ったりしていたが、結局、男のそばを離れなかったと記憶している。

 

その後、なんだかんだでよりが戻ったというわけだ。

 

俺も子供だったので、妻に反省文を書かせたり、門限時間を作ったり、条件をつけた。

 

妻は作文で、家にネズミが出た、とかいう題材を用いていたのを覚えている。

 

こんなのも、なかなかないよね。冴えないドラマみたい。

 

 

 

 

 

 

 

離婚した状況は書いたっけ?

 

もう20年近く前になるのか。

いや、そこまで行かないか。いや、ちょうど20年かも知れない。

 

東京から単身で名古屋への転勤が決まっていた。

その何日か前のことだ。

その日は土曜日で、たまたま自宅の部屋に妻と二人でいた。

 

昼間だった。

妻の携帯が鳴った。メールが来たようだ。

その時は妻は携帯を俺の座っていた近くに置いていて、

俺はふといたずら心が湧き、

妻の携帯を取り上げた。

 

すると、妻が凄い勢いで奪い返そうとして来た。

あまりの勢いだったので、ふざけ半分だったんだけど

なぜかそのまま返すのが躊躇された。

 

あまりにその慌てぶりが酷かったからだ。

 

俺はそのまま妻の携帯を持って走って家を出た。

 

そして妻を振り切って車に乗った。

 

こういう時の偶然って人生には必然なんだろう。

 

妻は追って来なかった。

 

俺はそのまま少し離れた健康ランドまで行き、そこで妻の携帯を確認した。

 

妻が慌てたのは、携帯にロックがかかっていなかったからだったのは、

すぐ分かった。

 

妻のメールのやり取りが一覧できた。

 

妻には男がいた。

 

クリスマスには一緒に過ごしていたみたいだし、バレンタインには、その男に

チョコレートを作っていたみたいだ。

 

大事なメッセージは保存してある。

 

別にショックは受けなかった。

 

妻の浮気の明らかな証拠を、期せずして入手してしまったのだ。

当たり前なのかも知れないが、ここんとこ数年はずっと仕事漬け。

女性関係の乱れが祟ってか、出世には縁遠いが、仕事にのめり込んでる。

面接や面談、指導する場面も多くなった。

もっと若い時期にこれだけ仕事に一生懸命なってればまともな人生になったのに(笑)。

自分の人生で一番、心を動かされた女性は誰だろうと考えてみる。

初恋の小学生時代の三千代か、中学生時代の芳江か、高校時代の美栄子か。

もちろん、みんな勝手な片思いで、手を繋ぐどころか、満足に会話すらしたことない。

そういや、高校三年の時、急に自分の中で盛り上がって、通学の帰り道に富子という同級生にラブレター渡したっけ。

少年時代の恋は心から自然に湧き上がるもので、まさに恋だった。胸が苦しくなり、ドキドキしたものだ。

大人になってからの恋とは一線を画す感じ。

大人になってからは、何と言ってもキャバクラ嬢の未来だな。

本当に好きだった。狂おしいくらい。

今から20年前のことだ。彼女も40歳か。最後は新宿の歌舞伎町のキャバ嬢になってしまい、完全に手を離れてしまった。

当時はマジで最高に好きで夢に出るほどだった。温泉に泊りがけで行ったけど、結局、関係は結べなかった。

数年引きずり、忘れさせる女は現れないと思ってたけど、名古屋で雅子に出会った。

メンヘラ系の娘で、調子が悪いと手が付けられなかった。コジルリによく似たスレンダーな娘でだった。

彼女には間違いなく惚れた。彼女とは流石に行為はしたが、名古屋の自室で、転がり込んできた彼女を夜、夜這いした時の興奮は今でも忘れない。

普通にいいオンナといえば冬子だろう。二人でカフェに行った時、可愛い女子から、「今まで来たお客さんの中で一番きれいです」とか言われるくらいの女だった。

でも徹底的な悪女だったけど。あいつの職場の「告発」のお陰で俺のその後の人生は大きく変わってしまった(笑)。

あいつが悪意を持って大阪の俺の部屋に来て、悪意を持って出て行った時の悪い予感は忘れられない。とんでもなく不吉な予感がした。そしてそれは現実となった。


そして京子と朋子。今でも時々思い出す。どうしてるかなあ。深い深い関係になったものだ。


色んなことがあった。人は逝く時に走馬灯のように人生を振り返るという。

尊敬する大学の先輩だった上司も、珍しく自分の今まで歩みを語ってくれた後、数週間後に急逝されてしまった。


俺も先が短いのだろうか。



これは大した偶然じゃないかも知れないけど、名古屋から神戸に引っ越す頃の話。

名古屋にいる時、出会い系で姫路で勤める美容師と出会い、姫路まで遠征し、飲みに行き(俺は烏龍茶)、姫路のラブホへ。

神戸に引っ越した直後、三田に住むコと出会い、姫路でデートし、ラブホへ。

んで、三田の子とのラブホから出て、走り出したら、見覚えのあるラブホが。

あら。美容師と来たラブホがこんなに近くに。


2回連続姫路デートで、行ったラブホがこんなに近くだった。

全国を渡り歩く俺にとってはすげー偶然だなあってびっくりした。

また18番やります。


彼女は大阪のN駅の近くに住んでいた。

出会い系で知り合い、カラオケデート。

40歳には絶対に見えない、安達祐実似の色白の娘だった。

居酒屋で終電逃すまで飲み、「何もしない」約束で彼女の部屋へ。

夜も更け、お互い別々にシャワーを浴び、俺は彼女が用意してくれたパジャマを着た。

おしゃべりも尽きなかったが、布団に入って話そうということになった。

二人、布団に横になり、手を繋ぎながらおしゃべりを始めた。

いつ襲おうか(笑)。俺はそればかり考えていた。彼女は話す。


私、メンタルをやられたことがあって、しばらく入院してたの。そこで彼と知り合った。彼は私より重症で長期入院してたんだけど、お互い喫煙室の常連で、仲良くなったの。

私の方が早く退院したんだけど、彼もしばらくして退院してきた。

彼、症状が酷くて、正職に付けず、結局、私のとこに転がり込んで同棲を始めたの。

一年くらい、私のアルバイト収入で生計を立て、細々と二人で暮らしたの。

だけど彼、重い鬱だったんだけど、ある日、電車に飛び込んで逝っちゃった。


ふーん。そうなんだ。なるほどねえ。

ところでそれ、いつの話?5年前?いや、もっと前かな?


ううん、そんな前じゃないよ。彼が逝っちゃったのは一月くらい前かな。


え・・・


嫌な予感しかしない。身体中の毛が立ち、ゾクゾクが止まらない。


ちょっと待ってね。ひょっとして・・・


うん、彼と同棲したのはこの部屋でもちろん、布団はこれ、使ってた。


ということは・・・


うん、あなたが今着てるのは彼がずっと着ていたパジャマ。


ごめんなさい。俺は背中にゾクゾクする悪寒を感じながら、亡き彼氏のご冥福をお祈りした。


そして怖さのあまり全身の毛を立たせながら、


彼女を、、、、いただいた。


杏樹のことをふと思い出した。


俺はまだ東京にいた。

そこで出会い系で杏樹と知り合ったのだ。

名古屋にはまだ行ったこともなかったが、名古屋に住んでる体で、豊田に住んでる杏樹とメールした。

適当に話を合わせながら時間を稼ぎ、名古屋に着くと早々にデートし、2回目にはロングドライブの末、彼女の部屋で結ばれた。


しかしどういう意味か、二度目はなかった。


ちょうど40歳の春だった。それから、俺の大冒険が始まるわけだ。

 定年もいよいよ目前となり、窓際族もここに極まれりって感じだけど、役職がそこそこになっているので、職場内では嫌な思いをすることは確かに減った。以前は、クチ癖が「ちきしょう」だったけど、ほとんど出なくなった(笑)。

 北海の暴れん坊と言われたこの俺も(笑)、随分、おとなしくなってしまった。年齢相応ということか。

 コロナもあってスポーツクラブも足が遠のいた。今は資格試験の勉強に勤しんでいる。と言っても、youtubeばっか見てるけど。

 武勇伝語るとバカにされるけど、昔は無茶やったなあ。

 山陰に住んでる女性と付き合っていて、その頃俺は神戸方面に住んでいたんだけど、山超えて、会いに行ったものだ。12月の初めだったかな、日曜の朝、家を出て山陰に向かったが、途中、雪が降り出したので、岡山あたりでスタッドレスはいたレンタカー借りて乗り換えた。んで彼女の別荘に着いたのが昼過ぎ。2時間くらいラブラブで、帰る時には、もう大雪。もうちょっとで国道が閉鎖するくらいの雪。閉店間際にレンタカー屋で車乗り換えて、結局、家に着いたのは真夜中の2時過ぎ。ノーマルの自分の車に乗ってる時も雪が降ってて、もうドキドキしながら、時速5キロくらいで走った所もあった。

 ふと思い出したことなんだけど、そういうこと、結構あった。今じゃ考えられん。若かったなあ(←この言葉だけは使いたくない(笑))。