このシーズンになると、水の事故のニュースが絶えない。痛ましい。サーフィンをやってると、海は危険なところだと知っている。これまでに何度も何度も怖い思いをさせられてきたからだ。波のでかい時に巻かれまくったりすると、もうどうにも抗えなくて。
人間なんてもうちっぽけでちっぽけで。自然の力は凄まじく、人間なんかでは絶対に絶対に克服できない上位の存在だということを、骨身にしみてわからされてきてるんだ。
しかしながら、普通に生活をしている普通の人は、海は危険だと思ってはいるんだろうけど、やはりどこかナメてるんじゃないかな?と思うこともしばしばある。無理もないんだけどね。畏れないといけないんだよな。いや、畏れさせられてるというか。俺にとっては、海っていうか、海様ってカンジ?「今日は海に行って、波を克服してきたぜー!」ってかカンジにはならない。「本日も海様に遊ばせていただきました。良い波も頂きました。ありがとうございます。」ってカンジになる。台風なんかで想像以上に波のサイズがアップしてしまってコテンパンにされた時なんかは、「海様ごめんなさい。俺みたなヘタレがこんな荒れた日に入って。だから無事に陸まで返してください。」って半べそかきながら浜辺へ打ち上げられる…様な、そんなイメージ。
だから、海水浴に来てる人達をみると、恐ろしくなることがある。
遊泳禁止の場所で入ってるとかww そこ、沖へ向かうカレント(潮の流れ)があるから。だから遊泳禁止なんだから。オフショア(陸から海へ吹く風)なのに浮き輪とか正気かよww浮き輪なんて風にぐんぐん流されるし+カレントの流れでもどんどん進むから、、死ぬから・・・とか。
波がでかいときに、波打ち際ぎりぎりで遊んでるとか。いや、遊ぶなとはいわんが、遊泳禁止区域はだめ。監視員がいないし誰も助けてくれないだろ。海水浴客って、波はその時に見たサイズがそのままずーーと続くと思ってんだよな。違うから。波が100回打ち寄せたらそのうち1回は1.5倍位の高さのくるから。1000回打ち寄せたらそのうち1回は2倍高さのとか混じってるから。人間が勝手に予測したサイズ以上の波がたま~にくるから、安全だと思った波打ち際にいても、それ以上に波が襲いかかってくるからさらわれてしまうんだよな。この感覚は、サーフィンやってる人はわかるけど、一般人にはわかりづらく、台風の時とかにBBQやって酒のんで波打ち際で遊んでてさらわれるのは、こういうケースなんじゃないかと勝手に思ってる。
水深だって、人間の予測なんてアテにならんよ。「遠浅だからけっこう沖まで歩いて行ける~!」とかナメてると、その5mとなりはものすごく深くなってたりとかね。砂は海底に固定されることなく絶えず移動しているから、深さにムラがあるのは当たり前。だけど、知らないとびびってパニックになるんだろうね。「あれ?ここは足がつくはずなのに、なんでこんなに深いの?」となって、慌てる。慌てると、人間って本来の力がだせないんだよね。身体がガチガチになって、泳げる人でもカンタンに溺たりするから。
また、九十九里浜には死にやすい定番の場所がたくさんある。
それがこれ。![]()
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真ん中の灰色の四角は、沖に向かってのびてる堤防を示している。波の浸食にから砂浜を守るために、九十九里にはこういった堤防が無数にある。沖から打ち寄せた波は、岸に当たり、行き場失ってまた沖へもどってくんだけど、この堤防があると、この堤防にそってカレントが発生する。で、この堤防脇のカレントのスピードは結構速く、人が早歩きする位で流れてる時もある。サーフィンの時は、沖にいくのに体力を使いたくないので、このカレントを利用するとらくちんになるから結構重宝する流れでもある。しかし、サーファーでも初心者が流されたりして死んでたりする。何もしらない一般人なら尚更危険だ。
九十九里の話ではないんだけど、何年か前に、こういった堤防脇でおじいちゃんが孫を浮き輪で遊ばせていて、孫が浮き輪でどんどん流されて行き、助けようと海に入ったおじいちゃんが亡くなったという事件があった。孫は後に助けられて無事だったとか。TVのニュースで事故現場の映像に堤防が写っているのを見て、「ああ、凄く危険な場所なのに、それがわからなかったんだろうな。」と思った。そう、この堤防脇は波がたちづらく穏やかに見えるので安全に見えてしまうんだ(俺だってさサーフィンやってなかったら危険な場所だとは思わなかったと思う)。実はかなり危険なんだけどな。尚、たいがいの場合、このテの堤防の近くには、注意喚起の看板が立ってて、上記のイラストみたいのがあって、カンレントがあることを知らせている。海でこういう場所があっても近づかないでください。あっさり死ぬから。
まとめると、海はとっても怖い場所。自然のすることだから、海のすることだから、人間なんかには想像もできない想定外の危険なことをやってくるかもしれない。海に行く際は、過信せず、油断せず、畏れをもって接して欲しい。そしたらきっと、安全に楽しめる確率が上がるから。(危険はゼロにはならんけどね。)
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