前回真の結びを写真で説明しましたが、写真を見ながら説明するほうが分らなくなるほどややこしいものでした。
でも、真に触れたのに、行と草も説明はしなければ片手落ちと思い恥ずかしながら再度挑戦します。
真ほどには難しくはありませんが、淡路結びがややこしいところです。
行と草は結び方はほとんど同じです。
ただ行は少し右を長くしておいて最後に真ん中で左右の紐を結びます。
右の紐を5センチほど長くします。
真ん中で輪を向こうにして、輪を二つ作ります。
右の輪をそのまま左に平行移動して重ねながら少し左にずらします。
左の紐の端を今度は真ん中の輪に通したらすぐ左に抜きます。
手前の一番下の隠れている輪を引っ張れば三つの輪が絡まった形に出来ます。
草もほとんど同じです。ただ、真ん中で結びませんから左右の紐の長さは同じにします。
輪を三つ作ります。
下の紐を伸ばすと淡路結びの出来上がりです。後は左右から均等に紐を内側から二重にしていき、真ん中の輪の中心でとめることが出来れば完成です。
今回の紐の結びには生徒さんが協力してくれました。
たくさん写真も取りましたが、参考になるのは少ないようです。
私の拙い説明ではなかなか、茶壷の真、行、草の結びは伝え切れません。
やはりこれは、先生に習うより外に会得する方法がないような気がいたします。
この壷の結びこそ以心伝心 不立文字のような気がしてしょうがありません。
私は今年は生徒さん全員に紐の結び方を教えようと思います。
写真では紐よりも私の手付きを真似てほしかったのです。
30年以上茶道をやってきて、茶壷の結びだけは誰にも習いませんでした。
独学です。習おうとしたときには先生は亡くなられていました。
私は炬燵の上で毎晩紐を缶に巻いて格闘しました。
本当に教えてくださる先生が居ないというのは大変です。
私も来年は還暦その準備に壷の結びで苦労したところを余すことなく生徒さんに教えておこうという思いなのです。これは昔ならば裏千家の秘伝です。茶壷の封を切った跡にする鍵なのですから昔の先生ならブログに載せるなんてとんでもないとお叱りを受けるところです。でも時代は変わりました。茶壷に葉茶を保存して茶を呑むという家もなくなりました。だからこそ、この封印の鍵の伝統ある結び方を広めたいのです。
それもただ結べるだけではなく。
自分の個性を出した結び、誰かが解いたら一目で分る。
そして美しく、早くなければなりません。
そのお稽古が壷荘付花月です。
これを何度も繰り返すことで技を磨いていくのです。
今年も暮れは壷荘付花月で終わりです。
何人の方が今年は参加できるでしょうか。


































































































