箱を開けると蓋の裏には外題が書かれています。
お軸の文字と欠いた人の名前がその人の手で書かれているのが普通です。
箱から出したところです。巻紙ー美濃の半紙を切って巻いたものーの上から巻き緒という紐で正しく巻いて止めてあります。緩んではいけません。
巻き緒を解き輪を1回作り真ん中は1回作らず3度目に又輪を作り作ったら左の小指に掛けときます。
紐が長いのでする動作です。
巻き緒を左にずらします。
外したら輪が上になるように三つ折に畳みます。
左手は軸を持ってますから、右手だけで行います。
右上角を少し折り、左に反して置きますと仕舞うときもそのままで済みます。
上になったほうは仕舞うときには風帯の下に入ります。軸飾りでないときはそのまま箱に仕舞います。
仕舞うときなくてはならないものです。これがないと巻き緒で軸をいためますし、風帯の保護も出来ません。
よく知らない方は紐と思い巻き緒で紙もなくただぐるぐる巻きにして軸を箱に入れている方がいますが、これだと次に軸を出すときは大変なことになってます。
軸についている帯を風帯と呼びます。
昔中国ではツバメのイタズラの対抗策として軸につけられたということです。
まず右から下に伸ばし、上に伸ばします。折癖を取ります。
上にある帯を下の軸の端に少し差し込みます。
仕舞い方
軸の真ん中を2度ほど巻きます。このとき巻き緒は左にしておきます。
巻き緒を向こうから手前に互い違いに来るようにクロスさせます。
最後に紐を輪にして左上から二重に通します。これで巻き緒全体を抑えたわけです。
解けないように押さえる感じです。
表は3つにクロスします。
軸の扱いは、何時も同じ大きさの軸とは限りません。
そのつど先生について細かく指導していただいてください。
唐物以上の用心深さと丁寧さで扱ってください。
もしかするとそのお軸は先生が座禅を修業して僧侶に書いていただいた印可状かもしれません。
軸は私も宗家に書いていただいたものがあります。
大事にしています。
今はもうなくなられていますが、その軸を床の間に掛けると先生がそこに生きているような気がして力が沸いてくるのです。


















