みなさん、RSM清和監査法人のブログを読んでいただき

ありがとうございます。

RSM清和監査法人のパートナーの筧(かけひ)です。

試験勉強中の苦しかった思いもそろそろ薄れ、疲れも癒えたころではないでしょうか。

自分は52歳になりましたが、試験勉強中の自習室の空気、周りの受験生の息遣い、ランチタイムがきた時の嬉しさを、いま自習室の扉から出てきたばかりのように鮮明に覚えています。

試験の結果は運・不運に左右されます。

とにかく試験に向けて精一杯がんばられたみなさんのことを心よりお祝いしたいです。

そして我々の業界を目指し奮闘していただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

いま我々の業界は大きな転換期にあります。

東芝の会計不祥事問題はあの超巨大企業でさえ先が読めないような事態をまねいています。

 

同じような事件が13年前にも起こりました。

公認会計士試験の合格者の平均年齢から逆算すると、みなさんの多くが小学校の高学年ぐらいの時でしょうか。

ライブドア事件です。

この事件では資本取引を損益取引と見せかけた粉飾が行われました。

個々の会計事象は適切に処理されていたものの全体をみると粉飾であると認定されました。

このスキームの立案には前途有望な若い公認会計士も関わっており、個々の取引が適切に会計処理されていれば全体としても問題ないと考えられていたようです。

当時の自分にとって、会計のプロとしてどうあるべきかを深く考えさせられた事件でした。

 

とても残念なのは、インターネットバブルに沸き、日本の若者がこぞって新しいビジネスを模索しようとしていた熱気が、この事件で一瞬のうちに冷めてしまったことです。

その後を振り返ると、アメリカでは巨大インターネット企業が続々と現れているのに、日本では世界的なインターネット企業は一社もないという現実があります。

突然行われたライブドアへの家宅捜査、テレビ画面に大写しになったライブドアの若き経営者たち

彼らの行き過ぎた行動は過ちだったのでしょうが、彼らに適切な会計処理を指導する会計プロフェッショナルの存在がいなかったことが悔やまれます。

 

今年、ライブドアの創業者である堀江貴史さんが執筆された「多動力」はベストセラーになりました。

堀江さんはこの著作の中で「小利口はバカに勝てない」と記しています。

我々会計プロフェッショナルは、小利口に陥りやすい存在です。

会計プロフェッショナルとして大きな視点を持つことを常に意識する必要があるでしょう。

 

RSM清和監査法人は中小監査法人ですが、多くの仕事を早い段階から任せられますし、その分早い成長速度を求められます。

本物の会計プロフェッショナルとなるべく、常に考えることが求められます。

当法人についてご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ法人説明会へもご参加くださいね。 

 

1119日(日) 15時~17

法人説明会への参加をご希望の方は、RSM清和監査法人のHPに応募方法を記載していますので、そちらをご参照ください。

 

http://www.seiwa-audit.or.jp/recruit/teiki_recruit.html

 

写真は、年齢区分別剣道選手権大会で勝ちぬいた際の1枚です!