今回出て来た前世人格 | 前世が出てきてコンニチハ

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ひょんなことから知った自分の前世との、怪しき格闘記。

皆様、こんにちは。

前回の「精神疾患者は、何故催眠療法を受けてはいけないのか?」の記事の公式ハッシュタグ「統合失調症」で堂々の7位に入りました。統合失調症の記事ではなかったんだけど、いーんだろーか?

 

さて、今年1月末に受けた、SAM前世療法創始者の稲垣先生によるセッションでは、友人の鈴木さん(仮名)と一緒に行ったので、鈴木さんと一緒だった前世人格を呼び出して頂く事をお願いしました。今の時点で二人ともに取って知っておいた方が良い前世があれば、その人に出てきてもらえれば、今後のお互いの人生に何か役に立つ事があるんじゃないか?と思ったからです。

 

その前世人格は、稲垣先生の、

「3,2,1、と数を数え終わったら前世人格と交代しますよ」

の言葉通り、待ってましたと言わんばかりに先生が数を数え終わったと同時に出現。しかもピェーっと大泣き。それともピャーッみたいな感じだったかな(似たようなもんか)。クジラの潮や間欠泉みたいに噴き出した感じです。

 

出て来たのは、ヨルダン人の少年アリ。年齢はおそらく8歳から10歳くらい。髪が真っ黒で、肌の色の浅黒い感じ。テレビのニュースとかで中東が出て来る時、チラリと映る現地のガキんちょによくいるタイプ。

 

話を要約すると、鈴木さんはアリの父方の兄に当たる伯父さん(名前はムスタファ)で、一族はキャラバン商人。なかなか商売繁盛していたようで伯父さんはお金持ち(私の推測ですが、伯父さんはおそらく長男なので、今でいう会社の社長みたいな役割だったのかも)。ある日数人の男達がいきなり伯父さんを拉致監禁。それが伯父さんを見た最後の姿...

 

アリはどうも伯父さんが誘拐された現場にいたようで、見えた風景は砂漠(これはまだ先生の誘導中に見えた)と、エルサレムの岩のドームのような金ピカの屋根のついた建物のみ。その前にアリがいて、その時のアリは泣いていませんでしたが、私はギャン泣き。私はアリの姿を彼の左斜め後ろから見ました。

あ、あと伯父さんの姿もチラ見しました。ターバンを頭に巻いて、長いローブに杖と言う中東男性のゴールデン3点セット。白い髭を蓄えていて、聖書に出てきそうな賢人ルック。60代くらいに見えましたが、昔の人は現代人より老けて見えるので、もしかしたらまだ40代くらいだったかも知れません。

 

因みにアリが出て来るちょっと前から、私の心拍がものすごく上がっているのを感じていました。催眠状態とは言うのはリラックスした状態なのに、心臓バクバクと言うのは一見矛盾している状態ですが、先生がおっしゃるには、たまに前世人格が経験したのと同じ身体の状態になる人がいるのだそうです。

 

アリはとにかくピーピー泣いて、

「伯父さんが捕まった」、

ばかり言っていたような気がします。年代が紀元前なのか紀元後なのかも分からない、ただ(現在で言う)国名と、王族や貴族では絶対にない商人階級であった事、伯父さんがお金持ちだった事、先生の助けを借りて伯父さんには経済力がある為、政治的発言権が結構強かった事だけは分かりました。

 

先生の、

「王様に伯父さんが嫉妬された?」

と言う質問も、よく分かりませんでした。伯父さんを誘拐した犯人が王族だったのかどうか、アリには分からなかったのかも知れません。稲垣先生は世界史の知識をお持ちなので、国名や出来事でアリの事件の背景の大体の予測が付いた、一方アリは昔のガキで学校なんか行ってないだろうし、知識がないので先生の質問に答えられなかったのではないか?と思います。アリが大人だったら、もうちょっと回答出来たのかな?

 

おそらくは先生のおっしゃるように、王侯貴族や、もしくは他の対立する金持ちキャラバン(ライバル会社!?)に伯父さんの存在がウザいから消しちゃおう、あいつ超金持ちいっつもブリンブリンのアクセつけて美人のおねーちゃん一杯はべらせてムカつかね?みたいな感じだったのかも知れません。アリの心は、伯父さんがさらわれてしまった!と言う所で凍結している感じなので、詳細は分かりません。私が感じたのは、とにかく伯父さんがさらわれた大変大変大変、悲しい悲しい悲しい悲しい、という感情だけ!

 

アリは伯父さんが拉致監禁された場所を「お城」と言っていましたが、金ぴかドームだけが光っていて、後はただの四角い建物と言った感じで、お城的な煌びやかは感じられませんでした。それは私の知覚の問題なのか、当時のお城(と言ってもいろいろあるのかもですが)はそんなもんなのか、ガキだから「お城」とか言っちゃったのかも不明です。

 

私は隠れテントマニア(でもアウトドアなんか大嫌い)で、なかなか寝られない時は中東のキャラバンテントを思い浮かべていました。そうすると安眠枕的にスーッといつの間にか寝ているのです。そのテントの入り口付近には色の浅黒い少年がいて、中の方には偉そうなジジィ。もしかしたらこれがアリだったのかも知れません。偉そうなジジィが伯父さんで、まだ伯父さんも生きていて一族繁栄で安泰。一族が崩壊する前の至福の光景だったのかも知れません。

 

アリはこうやって出て来る事で、自分の存在を訴えていたのかも知れませんが、そんなの気付かないっつーの。でも何度も何度も出て来る光景や人物が、悲しみを訴える前世人格である時もあるのかな?難易度高いな。妄想やコンファビュレーションである事も多々あるだろうし。

 

真意はどうであれ、この安眠枕キャラバンテント(ジジィ付き)と少年は、セッションの後、私は思い浮かべなくなりました。