人はどこまで変わったのか? | 前世が出てきてコンニチハ

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ひょんなことから知った自分の前世との、怪しき格闘記。

皆様、こんにちは。今日も早起きのピグセイです。

昨夜は私にしては大変珍しく、テレビドラマを見ました。基本ドラマは見ないので、全くドラマの話には高校生くらいからついていけないのですが、ついて行こうとも全く思いません。

昨日見たのは、フレーケン フリーマンス クリーッグ(フリーマン女史の戦い)と言うドラマです。


20世紀初頭の明治時代、ストックホルムの市場で売られていた食料品が不潔でインチキであったことから、清潔でちゃんとした食料品を販売するお店を立ち上げましょう!と意見の一致した女性グループが主役のお話しで、実話を元に製作されたドラマのようです。

当時、売られていた小麦粉にギプス、砂糖の中に白墨が混ぜられていたりと、どっかの国もまだやっていそうなインチキがはびこり、子供達は下痢や結核で死んでいったらしいです。

このドラマを見ていて思ったのは、人間はあまり変わっていないのではないか?ということ。

確かにブルジョワ階級の女性はマイフェアレデーみたいな格好だし、強い女性差別や階級間の激しい差(この時代はアウグスト ストリンドベリがまだ生きていた)など、数えていけば今とは違う問題や状況は山程あるだろうけれど、「人間」として見たら、一体どうなんでしょう?

例えば服装を取り上げてみたら現代とは物凄い変化だし、びっくりするような迷信を信じていた人も多かったでしょうが、私の母方の祖父は明治生まれでした。

もちろん「孫とおじいちゃん」という大きなジェネレーションギャップはありますが、一部は時代を被っているわけだし、べらぼうに古い話ではありません。

このドラマのロケも、今のストックホルムの一部の風景全体がそのまま使われていることを考えると、時の流れが早いのか遅いのかが分かりません。

やはり服装がマイフェアレデーやシルクハットから(これって今なら手品師だよな)ジーンズとスニーカーになっても、人間の意識の変化が、一番遅いのかも知れません。