私が見たもの | 前世が出てきてコンニチハ

前世が出てきてコンニチハ

ひょんなことから知った自分の前世との、怪しき格闘記。

たぶん誰も覚えていないと思うので、コッソリと書いてひっそりと消えよう。

私の2012年2月2日の日記「あたしがブログを休止した理由」

この中で、「あるものを目撃」し、それの消化に時間がかかっていると書いてあります。

その「あるもの」ってのはですね、なんつーか俗に言う「ハイヤーセルフ」みたいなもんだったんですわ。

一月は、いつ頃からかは覚えてないのですが(たぶん中旬頃?)ちょっと欝っぽくて、ある日マックスにダウンしてました。

食事の支度も子供の世話も何も出来ず、ゲストルームのベッドの上で死体のように転がっておりました。

そう、あれはまさに死体だったと思います。だって半分無意識状態っぽかったもの。
トランス状態っていうのか、ああいうの?

その時出てきたのだ。せーさまが!

見かけは私とほぼ変わらず。何となくちょっと違うような気もするけれど、誰が見てもセイウチだって分かると思います。
ただ普段の私よりもう少しお上品な感じです。

違うのは、髪の長さ。私がそれくらいの長さいしようかなって思ってる長さを先取りしていらっしゃいました。

そしてもっとも気になるのは、服装。普段着がまるで同じ。アンタそれ何年着てるの?っていう色褪せた黒いカーディガン、家の中で私がいつも着てるカーデガンをせーさまも着ていらっしゃいました。
ってことは、半年後の私の普段着も変わらないってことか?

せーさまったら、始めは泣いていらっしゃいました。私がせーさまを無視し続けてきたことをお嘆きだったようです。
ところがぎっちょん、私がせーさまの存在に気付いたら、我の天下とばかりに徹底的に掃除しろだの食器を買えだのご命令を下さいました。

食器って?とりあえず、うちにあるんですけど。

私掃除嫌いなのに、よりによって、

「徹底的に」とか、

「塵ひとつ見逃さないように」

とか容赦なく厳しいお方。まるで星一徹やおぼっちゃま君のお父ちゃまみたい。

せーさまにそう言ってみたら、優雅にシカトされました。

聞こえなかった振りというより、本当に聞こえなかったんじゃないか?とも思えます。コレがホントの上から目線。

ハイヤーセルフのような、自分より高周波の人(魂か)って、自分より波動の低い言動がどうも見えない、聞こえない感じがします。

いや、そんなこともないかな。だってせーさまに、星一徹絡みで、

「私はチビなので、投手は無理じゃないですか?」

って言ったら、

「じゃあバスケットにしますか?」

だってさ!せーさま流のイヤミか?そんな時も表情が変わらず、淡々としているのもせーさまの特徴。

バスケットの方が、もっとチビには厳しいだろーが!

「バスケットは、身長でするものではありません。ボールをバスケットに入れて点を取るのです」

ぬう。ま、言われてみればそうだけど。どうもせーさまは、「世間一般の常識、概念」は眼中にないようです。アナーキーなのかな?

せーさまが我が人生に登場したのは、これ一度きり。
すいませんねぇ、波動が低くて。フン。

せーさまと私の徹底的な違いは、せーさまは自分が良しとしたもの以外に焦点を何も当てないのに対して、私は自分が良しとしないものばかり見ている点です。

だから両者相容れず。同じ顔して、考えることが180度違うのです。

せーさま曰く、せーさまの言う通りにすれば何でも私の願望を叶えてくれるそうです。アラジンと魔法のランプのようなお方。
でもせーさまって、淡々としてるくせにオラオラ系なんだもん。もうちょっとお手柔らかに頼んます。

せーさまが出てきたのは、その日一度きり。
酒飲むなとも言われたな。うるさいからあまり出てきて欲しくないの、実は。
ちゃんと瞑想とかしたら、またこの黒いカーデガン着て出てきて、いろいろ言われるのかなぁ。やだなぁ。

その時はせーさま、もうちょっとエレガントな服装でお願いします。