しみったれ家族 ~平成新貧乏の正体~ | 前世が出てきてコンニチハ

前世が出てきてコンニチハ

ひょんなことから知った自分の前世との、怪しき格闘記。

3月12日の日記で、しみったれ家族 平成新貧乏の正体しみったれ家族 平成新貧乏の正体/畸人研究学会

¥1,470
Amazon.co.jp

について、ちょこっと書きました。おお、今日はアマゾンのリンク貼り付けに成功!

著者グループによると、「しみったれ家族」は、主に4つのタイプに分類出来るそうです。

タイプ1 「ボロは着てても心は錦」~生活は貧しいが、明日を信じて!~

子供の将来を信じ、明るい家庭を築いている。自分の物欲は我慢し、子供の学費に全額投球。
家の中は綺麗に整理整頓されている。

タイプ2 「昭和枯れすすき」~貧乏な上に向上心もない~

教育への希望信頼はなし。子供の将来など全く信じていない。子供に期待するのは遊び代。子供のバイト料のピンハネ、娘を風俗で働かせる、小学生くらいの息子を当たり屋として使う。
経済設計は無計画で成り行き任せ。
家の中はとにかく汚い。

タイプ3 「張り子のトラ」~収入はまあまあながら見栄で内面ボロボロ~

無理をして高級住宅地に住み、ひたすら見栄のために子供を月謝の高い私立の学校へ行かせ、実力以上の無理に無理を重ねる。そのため家計は常に火の車ならぬ火だるま状態で、おかずはふりかけ。お父さんのお小遣いは日払いで100円だけだったりもする。
このタイプは、東急田園都市線に多い。
GWには、家族で海外旅行へ行ったフリだけして家の中に潜んでいることも?

タイプ4 「夜間ディスカウントショップタイプ」 ~ニュータイプの誕生~

このタイプが、本の中の中心テーマとして扱われている、しみったれオブしみったれ。しみったれ界の期待のホープ!嗚呼、腹痛が痛い。

タイプ3の「張り子のトラ」ガヤケクソになり、元々向上心なんぞなかったタイプ2の「昭和枯れすすき」と溶け合って出来上がったのが、タイプ4らしいです。

基本的には、「昭和枯れすすき」が将来設計も何もなく欲望のままだらしなく家庭を作り、その遺伝子を受け継いだぐったりした幼児を連れて、深夜1時頃に夜間ディスカウントショップへよく出向く。
そしてそこで何の役にも立たないおもちゃや、しょうもない夜食などを値段など考えずにバカスカ買う。

この「夜間ディスカウントショップ」には見栄の毎日、自転車操業の日々にぶっ壊れてしまったタイプ3の「張り子のトラ」も加わり、日々しみったれ家族の拡大拡散に貢献している、ということらしいです。

「タイプ4」の家は、「タイプ2」を凌駕するほどの汚宅ぶりだそうですが、アパートに住んでいてもすごい4WDの車に乗っていたり、汚宅の中にブランド品が埋もれていたりもするそうです。

コンビニで大量に買い物をするのも「タイプ4」の特徴で、金銭感覚がないからキャッシングに対しての抵抗もなし。

とにかくこの本の中では、「しみったれ」を徹底批判。しみったれ家族をネガティブな視点でしか見ていないので、読後感はあまりよろしくないです。だけど面白い本ではあります。

私なんかコンビニでは「うまい棒」と「さけるチーズ」くらいしか買わないから、タイプ4よりずっとしみったれてるんじゃないか?

それにいわゆる「夜間ディスカウントショップ」系のお店って、買うものってあんまりないじゃん?って思うのですが。
この発想こそ、昭和枯れすすきにも大輪の花が咲くほどしみったれ哲学の極意を究めた!って感じなのかしら?

よし、しみったれ界の女王様として、ハリボテの玉座に座ることにしよう。苦しゅうない、近う寄れ。

基本的にキャッシングで借りたお金であろうが自分の収入であろうが、コンビニで他人様が何万円も使おうが、私が口を出す権利もないし、本人がそうしたければそれで構わないと思います。

因みにアタクシ、この本にも「勝ち組」の街として登場する東急田園都市線の青葉台に住んでおりましたが、あの辺でも本当のお金持ちと、そうでもないのと混ざっていましたね(うちは後者ね)。

「張り子のトラ」タイプもいたみたいだし、何年経ってもいっかな完成しない豪邸もあったな。
コンゴ(当時はザイール)大使館もあったわね。小学生の時、生まれて初めて黒人の子供と目があって緊張してしまった場所。

青葉台には成城石井のみならず、今では紀ノ国屋も出来(私が住んでいたころは無かった)、ますます張り子のトラ度を増幅させてる感すら漂います。
著者の一人である今さんも、田園都市線には「本当はもっと都心に住みたかった」人たちが結構いると書いておられます。

それはまさにその通りで、青葉台やたまプラなんかは彼らがミニチュアコマダムタウンとして形成した街ですから、そこから時々「張り子のトラ」オーラが漏れてしまうということも起こり得るのです。

今は伝統的田園都市線ライン(新玉川線、半蔵門線を含む)も、東武線と繋がって何だか果てしなく遠くに線路はどこまでも続いているようですが、だからといって東武沿線ピープルが、

「自分達も田園都市線の仲間入りした!」

などと言おうものならどんな陰湿な報復が待っているか、元青葉区民としては恐ろしくてとても書けません。ブルブル。

そして厳密に言って、田都ピープルが言う東京は、「世田谷区、目黒区、大田区(蒲田は除外)、港区、渋谷区、中央区、品川区」の7区のみということも、私は知ってしまっているのだよ。ブルブルブル。

あ、場合によっては、新宿区と中野区、文京区も入るかも。それでも東京都は決して23区にはならないのだ、あのエリアでは。ブルブルブルブル。

小岩あたりに住んでる親戚なんかは、ひた隠しに隠されちゃうからね。大変なんだからぁ。

話が何だかヅレていっている気がするので、今日はこれでお開き。

長々とお付き合いありがとうございましたドキドキ