恐いひな祭り | 前世が出てきてコンニチハ

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ひょんなことから知った自分の前世との、怪しき格闘記。

今日は3月3日、ひな祭りですね。

私には娘がいます。
一応彼女には、

「今日は女の子の日だよ」

とは伝えました。
だけど私も、ひな人形自体を持っていません。
私の母も持っていません。
だからどうやってひな祭りをお祝いするのか、リアルな体験としては、分かりません。

なんだかってーと、私のひいおばあちゃんにあたる人が、

「ひな人形は一年に一回しか出してもらえないから倉で泣くし、ひな祭りが終わったらすぐにかたさないと娘が嫁に行き遅れる」

という迷信を頑なに信じていたためだそうな。

当時は倉のある家も、まだ残っていただろうけれど、今は物置で泣くのかい?
すぐにかたさないといけないのは場所を取るからだろうし、何かで脅しをかけないと面倒だからって、いつまでも雛人形が置きっぱなしになるのを戒めた言葉だったのでしょう。
でも三つ子の魂百までで、こうひな人形に対するネガティブ思考の中で育つと、ひな祭り自体に何の意味も持たせない人間になってしまいました。
それを全然悔いてはいません。
むしろひな人形は恐いので、なくて良かったです。

あの顔が恐い。
「人形は顔が命」っていうけれど、肝心の顔がイケてないっつーの!
あの髪型も勘弁してほしい。
いかにもあぶらでベタっとしてそう。
自分が脂性なので、同族嫌悪か?
しかも服装は十二単。
でも昔は、ああいう外見が日本人の美人とイケメンの代表だったんでしょうね。

そろそろ現代的なひな人形フェイスや、ファッションを作っても良いのでは?
ドレッドアフロに、ブリンブリンアクセのラッパー風ひな人形セットとか。
三人官女も、デカいラジカセとか持ってんの。

いや、やっぱひな人形はクラシックでなきゃ!という歴史を重視する方には、一昔前のワンレンボディコンひな人形などはいかがですか?

おひなさまの片割れの男(名前ど忘れ!すまぬ)は、歌舞伎町のホスト風。手にはホストクラブのビラ。ちょりーっす!

大体ひな人形かたさないと嫁に行き遅れるたって、こんだけ独身者の多い現代を見ると、いわゆる負け組ってなぜか呼ばれてる人たちの親は、ひな祭りが終わっても人形をかたさなかったってことですかね?

みなさん、迷信にはくれぐれも惑わされないように!