ニューヨークから戻り、すっかり都会の人になり、それよりも速いスピードで田舎の女に戻ったセイウチです。
南スェーデンの自宅に帰りついたら、雪の片鱗もなく、季節は春になっていました。私の許可なく。
結構驚きました。許可申請されなかったことがじゃなくて、冬の次はキチンと春が来るということにです。
諸君、夜明けの来ない夜はないのだよ
さて、ニューヨーク話の前に、本の紹介を。
ヤンキー進化論 ~不良文化はなぜ強い~。難波功士著。 光文社新書。
このPCではアマゾンやyoutubeの貼り付けが出来ないので、子自分で飛んでいただくしかないのが心苦しいです。ウウウ。ギリギリ。(首を絞められる音)。
今や死語化傾向にある「ヤンキー」という言葉。ヤンキーは果たしてまだいるのか?ヤンキーって何してるの?一体全体ヤンキーとは誰か?
みんなが分かっていそうで、分からない。だけど自分で思っているより心にディープに浸透しているヤンキー文化を社会史的視点から捉えた名著。
さて、著書によると、ヤンキーの語源というものも、判然としないそうです。
ウィキペディアの「ヤンキー(不良少年)の項によると、1970年代、1080年代前半に大阪のアメリカ村で売られていた派手な服を着た不良少年を関西では「ヤンキー」と呼んだという説や、彼らが喧嘩の際に話す河内弁の「~やんけ」が、「やんけ言い」「やんきぃ」になったというような説もあるそうです。
しかしどうも正式?には、ヤンキーの語源はアメリカ人から来ているらしい。しかし今現在のアメリカでの正しい「ヤンキー」は、ウィキによると、
由来はともかくとし、現在では、狭義にはニューヨークを含め、その北東側に位置するニューイングランド地方(メイン州、ニューハンプシャー州、バーモント州、マサチューセッツ州、ロードアイランド州、コネチカット州)の住民、特に保守的で洗練された英国的な文化と政治的にはリベラルな思想を併せ持つ比較的裕福な都会人を指し
となっていたので、本家本元のヤンキーと、極東でデフォルメ?されたヤンキー達とは、文化的に極を行っているのが、面白いと思わなくもないが、チミはどう思う?
そして日本におけるヤンキーの定義ですが、難波氏の研究によると、「旧来型の男女性役割(ジェンダーロール)」と、「ドメスティックを志向」が前提と言及なさっておられます。
「旧来型の男女性役割」とは何か?」については、「男側は女性に対して、性的(セクシャル)でありかつ家庭的であることを求める。概して早熟、早婚」だそうな。
ドメスティックという点では、日本では女性よりも男性側の方が強い傾向にあるというのは、私だけの肌感覚ではありますが、日本に行くとそれはいつも感じます。
そして晩婚化がかなり進んではいますが、男性が女性に対してセクシャルであり、かつ家庭的なものを求める傾向というのは、別にヤンキーに限らず、特に日本では全く変化していないように思うのは、私だけでせふか?
それに加えて女に経済的な援助まで要求する。
景気が悪いから俺の給料上がらない。
だから君も結婚後も働いてくれ。だけど家事と子育てもキチンとやって、あ、それは出来るだけ全部君がやって、それでいて綺麗でいてくれ。
それは男性の本音なのでは?
さだまさしの「関白宣言」って奴だな。
レディースのトッポいお姐さん達に精霊流しにされちゃっても、セイウチは知りませんよー