近所に、とてもこじんまりとした飲み屋さんがあります。
カウンター6席、テーブル5席のちっちゃなお店。
1人で呑みに行くのに予約などしないので
ここまで席数が少ないと
席が空いているかどうかわからないので
めったに行かないのですが、
この日は早い時間だったので
多分大丈夫だろうと思って行ってみました。
既にカウンターにはペア1組と1人呑みの先客が。
全員女性
日本酒好きの女子が増えているのでしょうか。
嬉しいことです
ここのメイン酒は
福岡県大川市若波酒造の「若波」
今年、創業100周年だそうです。
「今、若浪フェアということで
少量づついろいろ提供させてもらっています。
よろしければ飲み比べてみてください。」
なんと 45mlで170円
それは呑み比べしかないっ
まずは「蜻蛉」という銘柄の呑み比べ。
いずれも特別純米で、通年商品と季節商品の飲み比べです。
左から通年商品、夏酒、秋酒(ひやおろし)。
通年商品は米の旨味がたっぷりのふくよかな味です。
夏酒の青とんぼは、キリっと引き締まった感の後にふくよかさが広がります。
秋酒の赤とんぼは、ちょっと熟成感が出ています。
夏酒は夏酒らしい、秋酒は秋酒らしい味ということが
飲み比べてみるとわかります。
続いて、メイン銘柄「若波」の呑み比べです。
いずれも純米吟醸で、原料の米の種類が違うだけです。
夢一献と寿限無は、初めて見た酒米です。
両方とも福岡県で栽培されたお米のようですね。
米の旨味がじわぁと感じられるのは共通なんですが、
口の中の前あたりでのキレ方が若干違います。
山田錦&夢一献は前後方向にスキッとキレて、
寿限無は左右にスキっとキレます。
そして常温に近づくと、
山田錦&夢一献の方が旨味が深くなります。
とはいえ、一緒に呑み比べてみないと
わからない程度の味の差だと思います。
ネットで調べてみましたが、
寿限無は山田錦と夢一献を掛け合わせて造られた品種だとか。
やっぱり日本酒って面白い~
そして今日も吞んだくれ