こんばんは。
先日のお正月休みに、息子がお年玉でPS4を買った話を記事にしましたが、
その、息子の買い物にいたる行動で、発見があったので
今日はその気づきをお話ししたいと思います。
夜、お年玉をじっくり数え、何やら考えている様子の息子
私は気にもしてなかったのですが、翌朝、
「いらなくなったゲームを売りたいんだけど、未成年者は売れないから、ちょっとついてきてよ」
と息子。
「お年玉たくさんあるのに？今売る必要あるの？」
「あと1000円ちょいあれば新品のPS4と、中古のゲームが買えるから」
ということで、朝から中古屋に付き添い、無事ゲームを売り、
想定以上に高く売れて、1500円を手に入れた息子。
そこからの行動が早かった
まず、近隣の店舗に電話で在庫確認を入れ、
そこには、在庫がない、と知ると、
市内の他の店舗数件へ電話
そこで無事、在庫があると知ると、その在庫を電話予約。
次に、中古のゲームがあるかどうかも、また別の店に確認。
こうして、PS4と欲しいゲーム、すべてどの店に在庫があるかを、
ネットと電話で自ら確認し、速やかにモノをおさえました。
息子の電話って、今まで、気の知れた友達と話す様子か、
学校からかかってきた先生からの電話に渋々対応する様子、
ぐらいしか聞いたことなかったんですが、
在庫確認の店舗への連絡は、
そこそこちゃんと、大人に対する話し方で、
要件も、自分の伝えたいことも、はっきりと言えていました。
そんなの当たり前のこと、なのかもしれませんが
対外的なそういう会話をできる息子を、見たことがなかったので、
ちょっと驚きだったのでした
そして、在庫確認がとれると、すぐさま電車を調べ、GO。
お店は、そう遠くはなかったのものの、電車で乗り換えしないと辿り着かない場所。
今まで一人で電車を調べて、乗り換えをしてまでどこかに行くことなどなかった息子。
未知の場所に行くことや、電車の乗り継ぎなどに、恐怖があったり、面倒でやりたくない、という気持ちが強い子なんだろうな・・
なんて、勝手に思っていたのですが
あっさりと無事、欲しいものをゲットしてきたのでした。
16歳の男子がそれぐらいのことして当然、と思われるかもしれないけれど、
2年半も不登校をしていた息子が、ここまでサクサクと段取り良く、積極的に物事に取り組み、
行動力を発揮して動いたという事実、が
私にはとっても、とっても嬉しい驚きなのでした
なんだ、自分の目的がハッキリしていれば、動けるんだな
小さな行動だけど、そんな風に思えた出来事でした。
学校に行かなくなって、家から出ない、何もしない、
子どもの、そんな状態を日々目にしていると、
「うちの子、何もする気力がない、動き出す気がない、このまま動き出さないんじゃないか・・・」
そんな風にお母さんは不安になると思います。
私も不安になったし、心配でした。
でも、その子にとって、手に入れたい目的、がハッキリすれば
動き出せるんですね。
動きだす、が、学校に行く、勉強する、ではなくても
それは、学校が、勉強が、その子にとって
目的にならない、動き出すだけの魅力となっていない、
というだけ。
見方を変えたら、
自分にとって本当に必要な場所か、本当にしたいことか、
周りの友達にも親にも常識にも、流されることなく
認識できる自分を持っている、
っていうことなのかもしれません。
久々に主体的に行動する息子を見て
そんなことを改めて感じた、お正月休みでした。
お年玉をくれた、おじいちゃんおばあちゃんにも感謝です。
読んでいただき、ありがとうございました