さて、2024年から2025年にかけてのペーパーオーナーゲームの候補馬選定も佳境に迫ってきました。そんななか、ふと思ったことを数値化してみました。昨年度の実績を元に振り返ってみます。
今回は「クラブ馬ってどの程度印を打たれているの?」
ダービー前にゲート試験に合格していた馬の12月末までの勝ち上がり状況
牧場名 | ゲート試験合格頭数 | 合格頭数÷登録頭数 | 期間勝利頭数 | 勝率 |
社台RHクラブ | 18 | 20.93% | 7 | 38.89% |
サンデーレーシング | 19 | 20.65% | 12 | 63.16% |
シルクレーシング | 14 | 15.56% | 6 | 42.86% |
キャロットクラブ | 17 | 19.54% | 6 | 35.29% |
勝ち上がり率だけでみれば、サンデーレーシングがダントツです。とにかくこのクラブの馬さえ選んでおけば、1勝もできないという事態は回避できそうですね。
ダービー前にゲート試験に合格していた馬の12月末までの印の状況
牧場名 | 印有り頭数 | 印有り勝馬数 | 印無し勝馬数 |
社台RHクラブ | 12 | 2 | 5 |
サンデーレーシング | 9 | 6 | 6 |
シルクレーシング | 11 | 6 | 0 |
キャロットクラブ | 11 | 4 | 2 |
選者3人全員が印を打った馬の勝ち上がり率は約6割(18頭中11頭勝ち上がり)。11頭の勝ち上がり馬のなかには、クイーンズウォーク、レガレイラ、チェルヴィニア、シュトラウスがいます。ちなみに、7頭の未勝利馬のうち、私はコンテネレッツアとベトルスを指名していました。
かつてはサートゥルナーリアのように、印の数や評価の高い(◎や〇が多いものを指します)馬がG1を制したこともありますが、最近は印の重さよりも選者全員が評価した馬のほうが勝ち上がりが高いこと、ダービー前にゲート試験に合格している馬については、外厩におけるトレーニング状況やトレセンでの調教状況等の取材等により、能力を把握する機会が多いことから印と成績がつながっているのではないかと思っています。
また、3歳クラッシクについては、近年では夏から秋デビューの馬が多くゲート試験も6月以降に合格していることが多く、今年度もジャンタルマンタルやシックスペンスが赤本には掲載掲載されていませんでした。昨シーズンは赤本の印が打たれている馬はすべて自前エクセルに入力していませんでしたので詳細がわかりませんが、2024-2025シーズンの場合、上記4クラブの登録頭数約430頭のうち、赤本に未掲載の馬は18頭しかいません。このあたりも、POG攻略本の編集作業を勘案しながら、指名していきたいと思います。