クイーンカップの勝ち馬予想をしてみます。

クイーンカップ過去10年の勝ち馬一覧

(勝馬の新馬戦の年月日、芝ダ距離、騎手、人気)
開催年 馬名 生産者 厩舎 生年月日 デビュー戦 距離 騎手 人気
2014年 フォーエバーモア 追分ファーム 友道康夫 2011/2/6 2013/8/11 芝1600 蛯名正義 2
2015年 キャットコイン 白老ファーム 木村哲也 2012/3/4 2014/10/11 芝1600 柴田善臣 1
2016年 メジャーエンブレム ノーザンファーム 国枝栄 2013/3/26 2015/6/14 芝1800  ルメール 1
2017年 アドマイヤミヤビ ノーザンファーム 藤原英昭 2014/1/14 2016/7/24 芝1600 ルメール 2
2018年 テトラドラクマ ノーザンファーム 斉藤崇史 2015/2/16 2017/7/22 芝1200 内田博幸 1
2019年 クロノジェネシス ノーザンファーム 小西一男 2016/3/6 2018/9/2 芝1800  北村友一 1
2020年 ミヤマザクラ ノーザンファーム 友道康夫 2017/5/2 2019/8/18 芝1800  藤岡佑介 1
2021年 アカイトリノムスメ ノーザンファーム 田村康仁 2018/4/16 2020/8/2 芝1600 戸崎圭太 1
2022年 プレサージュリフト ノーザンファーム 二ノ宮敬 2019/4/25 2021/10/24 芝1600 大野拓弥 2
2023年 ハーパー ノーザンファーム 鹿戸雄一 2020/1/18 2022/11/27 芝1600 福永祐一 1

ダートデビューは無し。芝1600が6頭、芝1800が3頭、残り1頭は芝1200でした。芝1200デビューのテトラドラクマは、新馬戦でで9着に大敗しましたが、次走の芝1600で勝ち上がっています。短距離からマイルに距離を延ばすよりも、最初からマイルから中距離に適正があると見込まれる馬でないと東京芝1600のグレードレースを勝ち切るのは難しいのではないのでしょうか。

新馬戦の人気は7頭が1番人気、3頭が2番人気、3番人気以下はありませんでした。

デビュー時期も全10頭までが11月末までにデビューしています。新馬勝ちで2022年のクイーンカップを優勝したプレサージュリフトも、新馬戦は10月の東京開催でした。年末年始に新馬戦を勝った馬がそのままこのレースを勝つのは難しいようです。

新馬戦で短期免許騎手を起用した馬がクイーンカップを優勝した例、クイーンカップで短期免許の外国人が騎乗してクイーンカップを優勝した例もありませんでした。

クイーンカップ(2024年)の出走馬一覧

(勝馬の新馬戦の年月日、芝ダ距離、騎手、人気)
馬名 騎手 厩舎 生年月日 デビュー戦 距離 騎手 人気
サフィラ 松山 池添 2021/2/1 2023/8/5 芝1600 松山弘平 1
クイーンズウォーク 川田 中内田 2023/11/11 2023/11/11 芝1800 川田将雅 1
アルセナール ルメール 木村 2021/3/30 2023/11/11 芝1600 ルメール 1
ルージュスエルテ 横山和 国枝 2021/2/16 2023/6/24 芝1800 菅原明良 1
テリオスサラ 戸崎圭 高柳瑞 2021/3/21 2023/9/2 芝2000 大野拓弥 4
サクセスカラー 田辺 久保田 2021/3/3 2024/1/8 芝1600 田辺裕信 3
アドマイヤベル ○○ 加藤征 2021/3/1 2023/8/20 芝1800 菱田裕二 1
ルージュサリナス キング 木村 2021/3/17 2023/11/18 芝1600 ルメール 1
モリノレッドスター 横山武 鈴木伸 2021/3/22 2023/11/11 芝1600 横山武史 2
コスモディナー 松岡 伊藤伸 2021/3/17 2023/7/16 芝1800 松岡正海 12
ガビーズシスター キング 中野 2021/2/28 2024/1/14 ダ1200 柴田大知 11
サンセットビュー 三浦 新谷 2021/2/23 2023/9/10 芝1600 戸崎圭太 7
カレンナオトメ 菅原明 小野 2021/2/16 2023/7/1 芝1200 杉原誠人 1
ブライトアゲイン ○○ 森秀 2021/2/14 2023/6/4 芝1400 岩田康誠 2

  新馬戦又は未勝利戦の勝利がダート又は芝1600m以下

ガビーズシスター、カレンナオトメ、ブライトアゲイン、サンセットビュー

  新馬戦の人気が3番人気以下

テリオスサラ、サクセスカラー、コスモディナー

  11月以降に新馬戦デビュー(過去10年でハーパーのみ12月デビュー)

クイーンズウォーク、アルセナール、ルージュサリナス、モリノレッドスター

  結論

サフィラ、ルージュスエルテ、アドマイヤベル

  勝組と負組の境目

過去10年の勝ち馬はすべて社台・ノーザン系。データ消去も残った3頭はいずれもノーザンファーム。予想終了でいいんじゃねぇか。C.ルメール騎手も川田将雅騎手もぶった切ったことだし。

それだとあまりにも文章量が少ないので、共同通信杯と同様に、2014年までに出走した馬の新馬戦と共同通信杯時の短期免許の外国人騎手について調べてみたんだけど、こちらも優勝馬の該当なし。

新馬戦が短期騎手

  • ディヴァインハイツ(2017年アッゼニ騎手→内田博幸騎手13着)

通年騎手から短期騎手

  • マジックリアリズム(2019年石橋脩騎手→F.ミナリク7着)
  • ニシノアカツキ(2014年田辺裕信騎手→G.ブノワ3着)
  • デルマサリーチャン(2014年宮崎北斗騎手→U.リスポリ5着)

新馬戦で短期騎手を起用し、本番も短期騎手

  • レッドベルディエス(2019年C.オドノヒュー→F.ブロンデル5着)
  • ロッテンマイヤー(2016年F.フォーリー、継続騎乗2着)

今年のクイーンカップでは、共同通信杯と同じくリチャードレイチェルが起用される。想定人気が6番人気以下なんであまり期待されてはいないけどね。ガビーズシスターはへいはた牧場、ルージュサリナスはノーザンファーム。

あとは、川田将雅騎手の取捨。過去10年の実績は、京都記念に6回出走して[1-0-0-1-0-4]、クイーンカップに3回出走して[1-1-0-1-0-0]、共同通信杯(2022年)に1回出走して6着。芝1600を得意とするだけあって、クイーンカップは2/3の確率で馬券内です。流石、7割バッター

しかしながら、新馬戦で川田将雅騎手の乗った馬のクイーンカップにおける成績を調べてみると、意外にも[0-0-0-1-0-1]とたった2回しか出走しておらず、馬券内に全く届いていない。しかも騎乗回数より少ないって、摩訶不思議アドベンチャー。2020年のホウオウピースフルは6着、2015年のアンドリエッテは4着。ちなみにアンドリエッテは新馬戦もクイーンカップも川田将雅騎手が鞍上。

2024年は『川田将雅騎手』が優勝するか、『短期免許の外国人騎手』が優勝するか、非社台・ノーザン系の生産馬が勝つか。終わってみたら、その他騎手+社台・ノーザン系の生産馬が優勝していたりして。