共同通信杯の勝ち馬予想をしてみます。

共同通信杯過去10年の勝ち馬一覧

(勝馬の新馬戦の年月日、芝ダ距離、騎手、人気)
開催年 馬名 生産者 厩舎 生年月日 デビュー戦 距離 騎手 人気
2014年 イスラボニータ 社台コーポレーション白老ファーム 栗田博憲 2011/5/21 2013/6/2 芝1600 蛯名正義 2
2015年 リアルスティール ノーザンファーム 矢作芳人 2012/3/1 2014/12/27 芝1800 福永祐一 1
2016年 ディーマジェスティ 服部牧場 二ノ宮敬宇 2013/3/24 2015/9/5 芝1500 ルメール 3
2017年 スワーヴリチャード ノーザンファーム 庄野靖志 2014/3/10 2016/9/11 芝2000 四位洋文 1
2018年 オウケンムーン ノーザンファーム 国枝栄 2015/3/14 2017/8/12 芝1800 北村宏司 8
2019年 ダノンキングリー 三嶋牧場 萩原清 2016/3/25 2018/10/8 芝1600 戸崎圭太 2
2020年 ダーリントンホール Canning Bloodstock Ltd 木村哲也 2017/3/14 2019/7/21 芝1800 池添謙一 1
2021年 エフフォーリア ノーザンファーム 鹿戸雄一 2018/3/10 2020/8/23 芝2000  横山武史 1
2022年 ダノンベルーガ ノーザンファーム 堀宣行 2019/2/7 2021/11/21 芝2000 石橋脩 1
2023年 ファントムシーフ 谷川牧場 西村真幸 2020/2/22 2022/6/18 芝1600 和田竜二  1

ダートデビューは無し。芝1500が1頭、芝1600が3頭、芝1800が3頭、残り3頭は芝2000でした。前週のきさらぎ賞よりもこちらのほうがデビュー戦の距離が短い印象なのは、芝2000デビュー馬が少ないからかもしれません。

新馬戦の人気は6頭が6番人気なのは先週同様、2頭が2番人気、3番人気以下は2頭(3、8番人気)でした。

デビュー時期も全10頭までが12月末までにデビューしています。

新馬戦からの連勝は    リアルスティールとダノンベルーガ、新馬→条件戦orオープンクラスからの連勝はダノンキングリーと3頭います。

共同通信杯(2024年)の出走馬一覧

(勝馬の新馬戦の年月日、芝ダ距離、騎手、人気)
馬名 騎手 厩舎 生年月日 デビュー戦 距離 騎手 人気
エコロヴァルツ 武豊 牧浦 2021/2/14 2023/7/8 芝1800 M.デムーロ 2
エンヤラヴフェイス R.キングスコート 森田 2021/3/14 2023/7/16 芝1600 菱田裕二 1
ジャスティンミラノ 戸崎圭 友道 2021/4/9 2023/11/18 芝2000  マーカンド 1
ジャンタルマンタル 川田 高野 2021/3/21 2023/10/8 芝1800 鮫島克駿 2
ショーマンフリート ルメール 手塚 2021/4/19 2023/9/18 芝1600 モレイラ 1
ディマイザキッド R.キング 清水英 2021/2/21 2023/12/17 芝2000  柴山雄一 5
パワーホール 田辺 2021/3/17 2023/7/30 芝1800 横山和生 6
フォスターボンド 横山武 中川 2021/2/15 2023/10/21 芝2000  岩田望来 5
ベラジオボンド 岩田望 上村 2021/2/15 2023/12/28 芝1800 岩田望来 1
ミスタージーティー 坂井 矢作 2021/3/25 2023/11/5 芝2000  坂井瑠星 2
レリッシュ ○○ 南田 2021/3/8 2023/6/22 ダ1100 服部茂史 2

  新馬戦がダート又は芝1600m以下

レリッシュ

  新馬戦の人気が3番人気以下

ディマイザキッド、パワーホール、フォスターボンド

  新馬戦に騎乗した騎手が、その年度の勝利ランキングが20位以下

エコロヴァルツ(M.デムーロ騎手:2023年23位)、エンヤラヴフェイス(菱田裕二騎手:2023年34位)、
(石橋脩騎手の2021年勝利数ランキングは20位、北村宏司騎手の2017年の勝利数ランキングは16位)

  新馬戦で短期免許の外国人騎手が騎乗した馬

ジャスティンミラノ(マーカンド騎手)、ショーマンフリート(モレイラ騎手)

  結論

ジャンタルマンタル、ベラジオボンド、ミスタージーティー

  勝組と負組の境目

共同通信杯は1戦1勝、2戦2勝の馬が優勝することもある。大体そんな馬はデビューがマイル以上、人気も1or2番人気である。そもそもこの時期の重賞で勝ち負けする馬を距離や新馬戦時の人気で2~3頭に絞り込むことが難しい、ってか無理。

ブログを面白いネタで盛るためにももっと点数を絞るか大胆な穴馬を探すため、『短期免許の外国人騎手』のデータを検証してみた。JRA-VANやnetkeibaのPOGルールでは出走前まで指名馬を登録できる。新馬戦に短期免許騎手を起用した馬がどうなるかという面でも、今回はこの検証条件を持ち出してみた。新馬戦の鞍上を並べてみたときに、短期免許騎手がいないことに気が付いたんだよ。R.ムーアが逆神様ってことに。ダービー馬2頭もトバしていやがる。

2014年までに出走した馬の新馬戦と共同通信杯時の鞍上について調べてみたんだけど、新馬戦が短期免許騎手が乗った馬で共同通信杯では通年騎手が乗っていた例は6例ある。しかし、これだけリーディング上位の騎手が乗っているにも関わらず、優勝できていない。

  • タスティエーラ(2023年R.ムーア騎手→福永騎手4着)
  • レイベリング(2023年M.ギュイヨン→M.デムーロ9着)
  • クラージュゲリエ(2019年J.モレイラ→武豊3着)
  • ハートレー(2016年R.ムーア→横山典9着)
  • ドゥラメンテ(2015年F.ベリー→2戦目R.ムーア→石橋脩2着)
  • ショウボート(2015年F.ベリー→浜中俊9着)

通年騎手から短期騎手の逆パターンも未勝利。

  • ビターエンダー(2020年津村明秀騎手→F.ミナリク2着)
  • サトノソルタス(2018年M.デムーロ騎手→R.ムーア騎手2着)
  • エイムアンドエンド(2018年岩田康誠騎手→F.ミナリク騎手3着)
  • アンビシャス(2015年C.ルメール騎手→C.デムーロ騎手3着)
  • ミュゼエイリアン(2015年田辺裕信騎手→F.ベリー騎手4着)
  • ピオネロ(2014年蛯名正義騎手→U.リスポリ騎手5着)
  • ネオヴァロン(2014年北村宏司騎手→C.デムーロ騎手10着)

ちなみに、短期騎手から短期騎手は1例ある。

  • タッチウッド(2023年R.ムーア→T.バシュロ2着)

今年は共同通信杯で短期騎手が乗る馬が2頭ある。デビューが5番人気だったディマイザキッドは好調のレイチェル・キングだから期待しちゃうし、エンヤラヴフェイスなんざ、新馬戦が菱田裕二(2023年34位)なのに1番人気で勝った馬に外国人ジョッキーときたもんだ。かつて、ビターエンダー(津村明秀2019年29位)は新馬戦1番人気だったんだけどレース結果は2着だったんだよ。菱田で勝った馬なら、ここは馬券内まで持って来いよキングスコー。

いずれにせよ、短期免許騎手絡みの馬が優勝していない以上、中心は結論の3頭からの馬券。実際、ここまで勝利リーディングの実績が低いジョッキーが新馬戦で乗って勝った馬が優勝したことが無いけど、逆に今年のレースで短期騎手のジンクスが崩れても不思議ではないんだよな。