馬券購入と同じように、POG馬の指名においても、どのレースをどんな馬が勝っているかを分析してみましょう。

朝日杯フューチュリティステークス過去10年の勝ち馬一覧

(勝馬の新馬戦の年月日、芝ダ距離、騎手、人気)
開催年 馬名 生産者 厩舎 生年月日 デビュー戦 距離 騎手 人気
2014 ダノンプラチナ 千代田牧場 国枝栄 2012/3/23 2014/9/6 芝1500 蛯名正義 1
2015 リオンディーズ ノーザンファーム 角居勝彦 2013/1/29 2015/11/22 芝2000 岩田康誠 1
2016 サトノアレス 社台ファーム 藤沢和雄 2014/2/25 2016/8/14 芝1800 柴山雄一 2
2017 ダノンプレミアム ケイアイファーム 中内田充正 2015/4/3 2017/6/25 芝1800 川田将雅 1
2018 アドマイヤマーズ ノーザンファーム 友道康夫 2016/3/16 2018/6/30 芝1600 デムーロ 1
2019 サリオス ノーザンファーム 堀宣行  2017/1/23 2019/6/2 芝1600 短期免許 2
2020 グレナディアガーズ ノーザンファーム 中内田充正 2018/2/4 2020/7/26 芝1400  川田将雅 1
2021 ドウデュース ノーザンファーム 友道康夫 2019/5/7 2021/9/5 芝1800 武豊 1
2022 ドルチェモア 下河辺牧場 上原佑紀 2020/2/21 2022/8/20 芝1500 横山和生 1
2023 ジャンタルマンタル 社台ファーム 高野友和 2021/3/21 2023/10/8 芝1800 鮫島克駿 2

普段の競馬においては、ローテーション前走実績枠順等がレース(馬券)分析の対象となります。しかし、POG的には指名馬がどんなローテーションでG1に臨むかについては未知の話です。

指名の際の決め手としては、生産者、生年月日、くらいなものです。以前はディープインパクト、ハーツクライ、キングカメハメハのいずれかを指名しておけばなんとかなるんじゃねという時期もありました。この3頭がいなくなった現在では、どの産駒であればと決め打つのはなかなか難しいかと思います。

ドラフト会議制の場合

①生年月日

過去10年の勝ち馬が生まれた月でみると、1月生まれ2頭、2月生まれ2頭、3月生まれ3頭、4月以降生まれ2頭となっています。というか、ドウデュースの5月生まれが特に目立ちますが、概ね3月末より前の生まれが勝ち馬の条件でしょう。

②生産者

生産者別にみると、ノーザンファームが5回、それ以外が5回となっています。

③ロードカナロア、エピファネイア産駒が苦戦

2歳馬の阪神芝1600mといえば、ロードカナロアやエピファネイア産駒の成績が良いイメージですが、意外にもこれまで優勝馬は出ていません。これを偶然勝っていないだけとみるか、レース傾向と見るかどうかは思案のしどころです。まあ、そのうち勝つんじゃね??

競走馬のデビュー戦前日制の場合

①デビュー戦の距離

流石にダートデビューの馬はいません。以外なことに、芝1200mデビューは勝ち星がないことでした。

②新馬戦から朝日杯FSまでにおける騎手の乗り替わりの有無

朝日杯FSはルメール騎手が未勝利のG1のひとつ、というのはよく話題になります。しかし、新馬戦でルメール騎手が騎乗した馬が朝日杯FSを優勝したことがないというのはさらに不思議な話です。そういえば、武騎手もずーーーーーっと勝てなかったレースでしたね。
むしろ、川田騎手や、他騎手で新馬戦を勝ち、ステップレース等で乗り替わりとなるほうが期待が持てるかもしれません。

  • リオンディーズ:岩田康誠→ミルコ・デムーロ
  • サトノアレス:柴山雄一→四位洋文
  • サリオス:ロジャー・ムーア→ダミアン・レーン
  • ドルチェモア:横山和生→坂井瑠星
  • ジャンタルマンタル:鮫島克駿→川田将雅