痛みの原因は「加齢」以外の要因が大きい!? | 再生整体 輪

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整心体師 樋口が健康に関して書いているブログです

こんにちは!
再生整体 輪(りん)の樋口です


痛みが出た原因や体がしんどい理由を「加齢のせい」と言う方が多くいてます
確かに「加齢」というのは理由の一つになると思いますが多くの人にとってそれは主ではありません

もし「加齢」が主な原因であるなら同じ年齢の人が皆同じ病気になるはずです
そうなっていないのは「痛みや疲れの主な原因が加齢ではない」からです

個人的に一番大きく影響していると思われるのは習慣です
今回は「加齢が原因」とおっしゃった方のお話です

クローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバー

60代女性

二週間くらい前 仕事中に勢いよく壁に手をついてからずっと肩が痛い
起きてる時はマシになってきたけど寝る時にうずく
ということで来院してくださいました

この方は「数年ぶり」というのもありましたし状態をお聞きして「60分コース」をお勧めしたのですが「40分コースで」とのことでした


「起きてる時は痛みはない」とのことでしたが整体の前後を確認するためにいくつかの動きをしてもらいました
すると「物を持ったまま肘を曲げる」と肘が痛く「物を持ったまま肘を伸ばした状態で腕を上げる」と肩に痛みが出ました
整体前に痛みが出る動きを確認しておいて整体後に同じ動きをしてもらうことによって整体が効いたかどうかを判断してもらいます


整体前の状態を確認して全身を確認してから必要な所を重点的にほぐしていきます
整体中「もう歳だからねぇ」とおっしゃったので「筋肉に柔軟性があればある程度の衝撃は分散してくれるのでここまで痛みは残らないはずです」と説明させて頂きました

赤ちゃんや幼い子供は少々コケても擦り傷程度で済みますが筋肉に柔軟性がなくなり骨密度も低下した方がこけると場合によっては骨折してしまいます
ゴムのボールを落としても弾むだけですが同じ高さからガラスのボールを落とすと割れてしまうのと同じで筋肉に柔軟性があるかどうかで結果が変わってきます

終了後「物を持ったまま肘を曲げる」こちらの肘の痛みは完全になくなったのですが「物を持ったまま肘を伸ばした状態で腕を上げる」こちらの肩の痛みは少し残りました


もっと効果を出すには整体を受けて頂く時間を長くしてもらうか 来店間隔を短めにしてくださると効果は出やすいです。
それと食事を気にして適度な運動を続けるといった習慣を取り入れると年齢に関係なく筋肉に柔軟性が出てくるので再発防止に繋がります


クローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバー

60代女性(上記とは別の方)

3か月前から座ると両膝の内側 少し下の部分(鵞足)が痛くなってくる
仕事で階段の昇降が多いけど降りる時に膝を曲げられない
ということで来院してくださいました

初めての方には結果を出しやすくするため「60分以上のコース」をお勧めしているのですがこの方は「40分コース」を選ばれました

ほぐした前後で違いを確認して頂くために整体前の状態をチェックしようと思いましたが膝の内側(鵞足)が痛くなってくるのは「しばらく座ってたら」ということでした
それと「O脚も気になる」ということでしたがそこまでの時間は足りないので初回は「段を降りる時に膝を曲げられない」という症状で前後を比べる事にしました

初回40分終了後 整体前と同じように段を降りてチェックしてもらうと状態がよくなったのを実感して貰えたようでその日の帰りに「翌日に60分の予約」をして頂けました

クローバー


2回目
来院時に昨日ほぐした後の状態を聞いてみました
すると朝は調子よかったけど仕事をすると帰る時少し痛くなった
それと階段を降りる時に左足の膝の内側 少し下の部分(鵞足)が痛い
とのことでした

「痛みはまだあるけど効果はあった」と実感してもらえました
二日続けてということもありましたのでO脚改善にも時間を頂戴することにして整体前に膝の隙間をチェックしました
すると「指3本はギリギリ入らないけど2本だと余裕で左右に動かせる」くらいの隙間があいていました

整体中「体が柔らかいとよく言われる」とおっしゃいました
開脚した状態でお腹が付くまで前屈できるそうですがそれにしては全身の筋肉は固いのです

特に股関節周辺はガチガチです
それをお伝えすると「首はよく固いと言われる」とのこと

「毎日 開脚前屈や上向きに寝て足を上げる体操をしている」というお話を聞いてようやく股関節周辺の固さが理解できました

開脚前屈は股関節を外転させた状態で屈曲させます
つまり股関節をかなり捻じります

そして「上向きに寝て足を上げる体操」これも股関節の屈曲になります
つまりどちらも腸腰筋(腸骨筋と大腰筋)を縮める動きばかりしていたのです

 

この方がおっしゃった「体が柔らかいとよく言われる」というのは「筋肉が開脚前屈の状態になりやすいクセがついている状態」だったようです

そのお話を元にこれらの状態を改善すると2回目終了時 膝の隙間に指が2本ギリギリ入るくらいになりました
つまり指1本分くらい膝の隙間が狭くなったということです

段を降りてチェックしてもらうと仕事の後に痛くなっていた部分の痛みも無くなりました

この方も「膝の痛みは年齢のせい」と思っていたようですが原因は普段している体操の影響があったようです
「仕事で階段の昇降が多い」というのも膝への負担になりますが一番固かった筋肉は股関節周辺に捻じれとなって現れていました

理由を説明して開脚前屈は止めるようにして逆に股関節を伸展させる動きをお勧めしました

「どこか一か所だけが どちらか一方だけに動きやすい」というのは体の偏りに繋がります

 

全身まんべんなく動かしてあげることが「健康に繋がるいい運動」だと思います

クローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバー

 

ここで私が思う整体によって「体の痛みや不調が治りやすい方と治りにくい方」をまとめたいと思います

「治りやすい方」
・年齢が若い
・適度な運動を続けている
・食事に気を付けている
・人のせいにしない 前向き 活気がある 素直

「治りにくい方」
・50歳以上
・運動をしない
・食事に気を付けていない
・人のせいにする ネガティブ ストレスが多い 人に何か言われるのが嫌

 

今回書かせて頂いたお二人は「50歳以上」ではありますが運動は少しされていますし私がお伝えしたことを試そうとしてくださいます
ですので結果も出やすいのだと思いました

 

クローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバー

 

今回のお二人だけが特別理由があって痛みが出た訳ではなく多くの人にも「痛む理由」があるのです
その理由を探すお手伝いもさせて頂きます

 

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