間違いだらけの腰痛治療25
ヘルニアになった原因を治さないとダメ!
今まで「ヘルニア=腰痛」が間違いだと言ってきましたが
椎間板ヘルニアになるということは、椎間板にかなり無理な力が、
加わっていたことは間違いないです。
腰痛持ちの人は下のイラストのように
腰の丸い人が多いです。
椎間板へルニアは、前方に出ることはなく、後方に出てきます。
腰が丸くなると前に反っていた腰椎が、逆に後ろに曲がってしまい
椎間板への負担が大きくなります。
また、前方にかかっていた力が、丸くなることで、後方に集中するため
椎間板ヘルニアの原因になると思われます。
特に座りっぱなしの人は、この状態が続くため、重労働しなくても
椎間板ヘルニアになってしますのです。
下のイラストを見てください。
椎間板内圧の変化をグラフにしてあります。
立位の時を100とすると座っている時は140です。
座っている時の方が椎間板内圧が高い!!!
前かがみだと186です。
デスクワークでPCで作業している人は前かがみで座っているでしょ。
ということは、立っている人の約2倍近く椎間板に負担をかけているのです。
姿勢が悪く、背中・腰の丸い人も同じです
ですから、椎間板ヘルニアの人は、カラダの形を治さなければ
椎間板への負担を減らすことができません。
姿勢の悪いときは、背中の筋肉も緊張が増すために
絶えず、筋肉の負担も増えてコリ⇒痛みにつながります。
腰痛の原因の85%は原因不明と言われる現在、
椎間板ヘルニアを原因と考えるのではなく、
「なぜヘルニアになったのか?」
そこから治さないと慢性腰痛は治せないのです。