歪み例、肩甲骨 | 大阪 寝屋川 整体の和(なごみ)
歪み例、肩甲骨
 
主訴、頭重感、首の硬直感、めまい、右に引っ張られる。
 
肩甲骨の歪みはうつ伏せや坐位などで
確認することができます。

肩甲骨の外側の上の方は肩先に触れることが出来ますし
肩甲骨の下の角は第7・第8肋骨付近の高さにあり
皮膚上から指先で確認できます。
 
大まかに左肩甲骨が右肩甲骨より上方や外側にある。
右肩甲骨は左肩甲骨に比して下方にあり内側にある。
 
下のイラストは、背中を見たものです。
緑色に着色してある骨は右の肩甲骨です。
左の肩甲骨は半透明にしてあります。
 
 
 
さらに細かく肩甲骨の位置関係を分析しますと
下記の歪みが見えてきます。
 
右肩甲骨の下角が外側にある。
左肩甲骨の肩峰(肩先)が外側にある。
左肩甲骨内側縁が上方、内方にある。
 
上記の歪みの原因は、頭蓋の歪みや肩甲骨周囲の
筋肉や筋膜の非対称により肩甲骨が定位置に
定まらないことによるものです。
 
筋肉や筋膜の非対称、頭蓋の歪みの原因は
無理な押圧マッサージとストレッチです。
 
大まかに肋骨全体が左旋(胸の正面が左側を向いている歪み)
左肩甲骨が上がることで右の肋骨(脇腹)が下がります。
 
下のイラストは、胸部をお腹側から見たものです。
左右で肋骨の非対称が目立ちます。
 
 
 
C7(第7頚椎)左旋、(頚椎の正面が左側を向く歪み)し
左の横突起が背中側に出っ張り尚且つ下方に下がる。
C2(第2頚椎)左旋、(頚椎の正面が左側を向く歪み)。
 
下のイラストは、首を後ろから見たものです。
緑色に着色してある骨は第2頚椎です。
 
 
 
右の第1肋骨が左のそれより前方に出るために
第1肋骨が全体的に左回旋(肋骨の正面が左を向く)します。
 
下のイラストは、胸を真上から見下ろしたもので
頭部と首部は省いてあります。
緑色に着色してある骨は右の第1肋骨です。
左の第1肋骨は半透明にしてあります。
 
 
 
上記複数の歪みにより呼吸が浅くなり
首筋や胸部に筋肉の突っ張り感があります。
 
頭蓋については側頭部と後頭部で左右逆の回旋歪みと
上下歪みが生じている為に常に脳圧の高まりを感じます。
 
例えば、右の側頭骨は下方変位(足元に下がる歪み)しているが
左の側頭骨は上方変位(頭頂方向に上がる歪み)している。
右の後頭骨は上方変位(頭頂方向に上がる歪み)しているが
左の後頭骨は下方変位(足元に下がる歪み)している。
 
右側頭骨の内旋が顕著で右耳の後ろに圧迫感がある。
右の頭頂骨が左のそれより前方にある為に
左右眼球軸がずれ自覚的に目の高さ違いを感じる。
 
顎関節から下顎角(エラ)にかけて左旋
(下顎の正面が左側に向いている歪み、細かくは
右の下顎枝が内旋し左の下顎枝が外旋している状態があり
全体として左旋している)
 
下顎枝のすぐ後ろ側には上部頚椎の横突起が存在し
一体となって左旋しています。
 
下のイラストは、頭を右側から見たものです。
緑色に着色してある骨は右の側頭骨で
後頭骨は半透明にしてあります。
特に第2頚椎が左側を向く歪みがあるために
第2頚椎の右の横突起が前方に出すぎて
更にその前にある下顎のエラ部分を中心に
圧迫している様子です。
 
 
 
 
整体師・鍼灸学士  和田 浩
 
090-2597-7225