添い乳をしていると赤ちゃんが中耳炎になりやすい、
と聞いて心配しているお母さんも多いと思います。
確かに、赤ちゃんを寝かせた姿勢で授乳すると、
ミルクが赤ちゃんの耳管に達しやすいので、
粉ミルクをほ乳瓶で上げる場合には、
感染を起こして中耳炎になる危険を防ぐために、
赤ちゃんを起こした姿勢で抱っこして授乳する必要があります。
でも、母乳の場合は違います。
ここからは母乳のミラクルパワーについての話なのですが、
赤ちゃんがむせたりして、万が一、母乳が気管とか、肺とかに入ってしまったとしても、
感染は起こしません。
それは、母乳中に含まれる免疫物質のおかげです。
だから、たとえ母乳と一緒に雑菌が耳管や、気管や、肺に入ってしまっても、
あかちゃんは、免疫物質によって感染から守られます。
中耳炎になることも、肺炎になることもありません。
免疫物質は、初乳だけでなく、成乳にも十分に含まれています。
どうぞ安心して、添い乳を続けてくださいね。
赤ちゃんが鼻かぜっぽいときには、
赤ちゃんの鼻の中におっぱいを絞って入れてあげると(顔中おっぱいだらけになるかもしれませんが・・・)、抗生物質と同じように働いて悪化を防ぎます。