先日、
「39度を超える熱を出したんです。
でも、二日間位で、しっかり止んで、今は何ともないです」
と言う方が、いらっしゃいました。
果たして、そのお体を看ると、
明らかに別人になる種が、埋め込まれているのです!
これは凄かった。
もう何度も看ているものではありますが、まさに、命の種という感じなんですよね。
看るたびに、感動を覚えます。
それまでは、
「粘っこい、硬いガム」がくっついているような感じでした。
関節の間だとか、筋肉と筋肉の間だとか、腱や神経と骨の間だとかに、ですね。
どうしても、邪魔なものがあった。
動きを邪魔して、動きに乗ってこないものがあったのです。
これが見事に、柔らかい良質のバネに変わっていたのです。
話を聞くと、
「食事を変えた」との事でした。
大変な優秀な方です。
私より年上の様子ですが、
まだまだ肉体年齢が、若いんですよね。
だから、高熱も簡単に出せたし、
高熱であっても、何もしないでも無事に戻ってくれたんです。
体の中も、時間数ではない年齢が、若い状態であったからです。
肉体年齢が若いかどうかは、簡単です。
高熱を出せるか、どうかなんです。
これだけなんです。
風邪を引けるか、どうかだけなんです。
風邪が引けない体は、どんどん弱ってきます。
どんどん心身が硬くなるし、
毒を排泄できないので、体がどんどん悪くなる。
適切に風邪を引ける体だと、
毒を排泄できるので、呼吸器も骨盤も上がるし、
皮膚も元気に、キレイになってくるので、
見た目にも若々しいのです。
この方のように関節がすっきりしてくるので、
動きも表情も、若く保てるのです。
風邪は、最高の若返り法なのです。
どうも最近は、変な医学情報が氾濫して、
「38度以上の熱を出したら、もう危険だ」
と言う情報があるようです。
すごいですね。。。
いつの間にか、人間が変わってしまったんでしょうね。
私などは昭和末期の生まれですが、
昭和時代では、こんなこと言いませんでした。
もちろん、ある程度体がしっかりしていないと、
最近の医学が言うように、38度でも危なくなります。
体がしっかりしていなければ、
37度も、いやいや、36度の平熱でも危なくなります。
熱がなくたって、危ないのです。
人間というか、生命体って、こういうものです。
人間という生命体は生物なので、客観的数値だけでは測れないものがあります。
だから、
「39度だから、まだまだ大丈夫!」
とか、
「36度だから安全!」
とか言う話では、本来はないです。
その体体によって、指導方法が違います。
そのお体を直接確認しないと、何とも言えないのです。
なんでもそうですが、盲信はよろしくないです。
インターネットの医学情報は、絶対であるなどと信じないでください。
科学常識も医学常識も、どんどん更新されて変わって行くものです。
同じく、私のブログも、整体情報も同じです。
盲信して良いものなどないのです。
個別の体を確認しないで、「正しい」「正しくない」などとは言えないのです。
これでは、信じるか信じないかの、カルト宗教と変わらないからです。
命がいくらあっても、足らなくなります。
お伝えしますが、
整体は、風邪をひける体。
これにするため、なるための手段です。
風邪は、人間にとって最大の健康法だからです。
最大の健康法を、死なせる状態にせずに、
活かす技術が、必要なのです。
最大限利用できる知恵が、必要なのです。
どうぞこれだけは、忘れないで下さい。
風邪を利用できる、利用でいて下さい。
人間の体でいる限り、必要なことだからです。
大体こうした高熱を出すと、
1ヵ月後、遅い人でも2ヶ月後に、ハッキリと自覚します。
「あれ、おかしいぞ! 私、こんなに体力が増えている」
「私、こんなに頭の回転が良くなって、軽やかに動ける」
となるのです。
これこそ、風邪の効用です。
風邪を止めると、
これと反対のことが起こるのです。
39度の風邪を薬無しで治すのは、
生きる体なら、誰でもできます。
整体の知識や、技術があれば、なおさら楽かつ、
短くなります。
風邪をしっかりと引けるのが、
生きている人間ならではの、特権です。
どうぞ特権を、しっかり活用して下さい。
そして、充実した明日を作って下さい。
人間を、人生を、生活を楽しんで下さい。
(感謝)
吉田直樹 拝