(つづき)
私は薬を使ってる人を差別する気にはなれません。
（だからといって、違法薬物の使用者は、仕事では一切お断りです）
私自身が、弱い人間の1人です。
私は、違法薬物など興味がないし、
むしろ恐ろしいと思っているし、その恐ろしさや無駄を知っているし、
生涯使わない自信があります。
整体協会の活元運動の方が、安全だし、
何倍も気持ち良いことも、予想が着くし。
ですが、
整体を全く知らないし、
もし成長過程で彼のように泥沼な家庭環境にいたら。
祖父母、両親、兄弟からいじめられ続ける立場で、生まれ育ったら。
「お前はね、妊娠が分かった時に、実はおろすつもりだったんだよね♪」
などと、思春期に実の母親から何回も聞かされたり。
両親がそれぞれ浮気三昧で、
家庭の中に見も知らぬ大人の男や女が多数いる毎日だったりすれば。
そんな人達から、レイプまがいのことをされれば。
祖父母、両親、兄弟から、何度も殴られて過ごすことが当たり前の環境だったりすれば。
こんな状態になったら、、、。
薬物が手に入れば、悪用したかもしれません。
現実を忘れるために、悪用したかもしれません。
私は私だけが特別だと思わないし、違法薬物で検挙された人だけが特別だと思いません。
みんな弱い人間だと思っています。
自分の雲の良さと、宿命に感謝するのみです。
もちろんそんなドン底にいても、人間を愛する気持ち、信じる気持ちを捨てずに、
人生を大逆転させた人は何人もいます。
私は何人も知っています。
だから、人間として不可能な状態ではないんです。
私がファシリテーターを務めている、DM。
海外の話ですが、これは重度のヘロイン中毒患者も、薬を卒業させたようなメソッドです。
治療家の恩師の1人などは、違法薬物の中毒になった人を、見事に立ち直らせていました。
だから無理ではないし、方法論も知ってはいます。
人間には、それだけの力があると言うことを知っているし、私自身も確信があります。
（くどいようですが、私は違法薬物中毒者を、仕事で相手するつもりは一切ありません)
だから結局は、その人次第と言う処もあるんです。
この記事の彼は、実に面白い運命をたどったと思います。
https://news.yahoo.co.jp/articles/90bb9b70abed00a615c0c31bea3753a0b4b5cdfe
本人さえ覚悟が決まれば。
命をかけるつもりになれば、できる範囲の事なんですよね。
この彼のように、自分の生い立ちに感謝ができるようにならないと、
自分の生き方に、腹が決まらないと難しいですが。
どんな人間でも切り捨てるのは、良くないと思います。
チャンスを与える。
この、はとこの様に。
しかしそのチャンスを、手を伸ばして、掴もうとしないならば、
それ以上は何もすることは無用だと思います。
それ以上してしまうならば、押し付けになるし、強引になりますからね。
私も何回も経験がありますが。
「頼む。蜘蛛の糸だが、つかんでくれ！」
といって投げかけるのですが、無下にされることが、よくあります。
実は、今日もされました。
どんなに苦しくても、それまでの生き方を変えたくない人は、多いんですよね。
妄想にふけったり、被害者のままを望んだり、
恨み続けて生きていこうと選択する人も少なからずいるのは、とても残念なことです。
歳若き彼女（はとこ）にとっては、
課題・学び多き経験だったと思います。
大変苦しかったと思います。
人間世界の現実を学んで、それでも愛を説いて行く必要が、私達にはあります。
こうやって世間的な実りはならなかった愛の物語ですが、
彼女にとっては大きな成長になるし、必ず今後
別の方面から彼女を助けてくれることになるからです。
大きな大きな陰徳を、彼女は確実に積んだと思います。
「確かに今は辛いだろうけど、その生き方でいいんだよ」
と彼女には言っておきました。
この彼は脳障害が出てるような状態なので、いずれ逮捕されるでしょう。
聞いてみると、脱税をも、かなりしているようなので、ちょっと難しいでしょうね。
彼自身、警察の眼、税務署の眼に怯えなければいけないので、
ますます違法薬物から手が離せなくなると思います。
日本の捜査能力から逃れる事は、普通はできないので、
確実に彼は逮捕拘束されるでしょうね。
何度目かの拘束になるのか、知りませんが。
私達からすれば、狂気です。
なぜこんな生活を望むのか、正直意味が分かりませんが、
彼にとっては「これ以外の方法はない！！」と思えるのでしょう。
まさに、地獄ですよね。
地獄の住人だと思います。
私個人は輪廻転生を信じていますが、
今世において彼は、このまま行くのかもしれませんね。
このまま脳障害をひどくして、もしくは薬物の中毒者でありがちな心筋梗塞や卒中によって、
その短い一生を終えるかと思います。
こうした命の終え方をすれば、次の一生では二度とやらなくなるでしょう。
彼の話を何回か聞いたことがあるので、
「なぜふんだんに注がれていた愛を、あえて無視する生き方をして来たのだろう?」
と思うことが、いくつもあります。
目を開けば、そこに愛が、クスリなどを使わずに済む愛があるのに。
目を開こうとしないんですよね。
若い彼の、あの屈託のない笑顔が、
どこかで輝いてくれることを、切に望んで手を合わせてしまいます。
私より確実に頭が良いし、元々の体は丈夫で体力もあるし、
何かとセンスの良い男でした。
それが、本当にもったいない…。
来世以降ではなく、できれば今世の内に、魂よ、輝いてくれと…。
（つづく）
（感謝）
吉田直樹 拝