産後に起こすな! | 『自分と家族の健康は、自前で築く』整体カウンセラーのブログ

昔ある村で、出産の起き上がりに失敗した奥さんがいた。

 

体調が優れないと言われていたけど、何とか暮らしていた。

しかし秋祭りの時、焚き火へ自分の子供の頭を押し付けて、
髪の毛を焼いていた。

村のみんながいる前でやってしまった。

「これはもうダメだ」ということで、実家に帰らされた事件が実際にありました。

 

この女性がその後どうなったのかは、知らないです。

とてもじゃないけど、この体力状態では農業全盛期の明治以前なら

農家の生活には、ついていけなかったでしょうね。

家族からも縁を切られ追い出され、

そうした人達が集まる集落に行くしかなかったのではないでしょうか。

 

悲しい話ですが、お互いがあの生きることが厳しい時代を生き抜いて行くためには、

仕方のない選択だったのでしょう。

Live or die が、あまりにリアルな日常生活の時代だったからですね。

         

     

    

昔から農家では、厳しく産後の起き上がりを言っていました。

「産後は21日立つな」

「産後は33日起き上がるな」

などと私自身が聞いたことがあります。

 

嘘だと思うなら、まだ生きているお婆さんたちに聞いてみてください。

「祖母から、そんな話を聞いたことがある」となりますよ。

欧米特にアメリカはダメですが(ネイティブアメリカンなら大丈夫かな?)、

それ以外の国では大抵こうした言い伝えがあるようです。

 

本当に、少しの誇張もなく、女の命定めは産後の起き上がりなのです。

それを、体がすべての資産で資本であった農家の人たちは、

嫌という程に知っていたのです。

多くの命と家族が、目の前で消えて行った経験からの知恵なのでしょう。

       

       

    

産後に職場復帰をしっかりとしたいなら、

旦那さんや家族と楽しく過ごしたいなら、

健康に老後を迎えて孫とも遊びたいなら、

産後の起き上がりは本当に気をつけて下さい。

マイホームを購入するより、もっと大事なことです。

マイホームの資金なんて、奥さんの元気さがあれば、時間の問題だけで回収できるものです。

 

しかし、健康がなくなったら、そうは行かない。

健康は、時間でもお金でも、解決できない問題だからです。

お金を思い切って使うべきは、命定めである産後なのです。

マイホームではないのです。

現代の人達は、産後の一大事を舐め過ぎているようにさえ、映ります。

 

 

だから、借金してでも、初産婦は4日間、経産婦は2日間、

トイレも尿瓶で済まし起き上がらないことが必要です。

絶対に必要です。

これを可能にしてくれる所は、産院なら、いくつもあります。

ネットで調べて下さい。

 

 

昔は病院でも1週間寝させていたようなのですが、

ダイアナ妃の時から変わったようです。

ダイアナさんが何をして、どんな最期だったかを考えれば、

どんな生活状態になるのか分かると思います。

王族でも、ああなってしまうのです。

 

 

 

どうか産後は必死の思いで、命懸けで大事にして下さい。

あなた一人の命だけではなく、子供やご主人の命も人生もかかっているからです。

コンビニで買い替えられるような命なんて、ないんですよ。

 

頼みましたよ、お母さん。

そしてご主人。

 

 

 

(感謝)

 

 

 

吉田直樹  拝