⚫︎ 背筋がGUUUN!(背筋を伸ばすとは何か?)
こんにちは、山崎です。
昨日の夜中、たまたまテレビショッピングの番組を見ていたら、美姿勢を作る座椅子が紹介されていました。
色々、ツッコミたくなってしまいましたが、それは置いといて、ひとつ気になったことがあります。
それは「背筋(せすじ)を伸ばす」という言葉。
背筋を伸ばすと言って、胸を張りながら「上体を反らす動作」を作っていたんですね。
「ほぉー、上体を反らすことを背筋を伸ばすと言っているのか」
と思ったわけですが、僕の中で「背筋を伸ばす」という言葉に定義はありますが、解剖学的観点から肉体を観る人は、
「背筋(脊柱起立筋)は縮んでいるので、背筋を伸ばすならネコのように丸まる姿勢です」
と注意してしまうのではないかと思ったのです。
しかし、一般人の「背筋を伸ばす」イメージは上背部を反らせることなので、どちらの視点に立つかによって解釈の仕方が変わることを知って欲しいと思ったんです。
解剖学的観点から観ると、
「背筋を反らす動作で、背筋を伸ばすという表現は間違っています」
となりますが、本当に一般人は言葉の使い方を間違っているのかを考える必要があります。
間違っていることを指摘すると、顧客は「ふーん、そうなんだ」となりますが、確かに背筋を反らすと、背筋が伸びたような感じがするのも事実。
だから、間違っていると指摘をされても腑に落ちないわけです。
今回は敢えて僕の言葉の定義を主張しないで、各自が考えてみるテーマ(宿題)にさせてもらおうと思います。
※自分なりに宿題を取り組んでみて、山崎の主張が聞きたい人は、直接質問してくださいませ。
自分の観点が世の中に通用していない、なかなか伝わらないと感じている人は、「学んだ知識と一般人とのギャップ」を知るチャンス。
つまり、知識を知恵に昇華させるチャンスだということです。
単なる知識の押し付けは人の心を動かさないため、こういう事象があれば身体を動かし、腑に落ちるまで考えることが大切。
普段から「何となくの理解」で放置しないよう心掛けると、あなたが顧客の理想の身体や理想の健康体、理想としている幸福との「橋渡し役」になれる確率が高くなると思います。