頭痛と一口にいっても実にさまざまな原因があります。
その中で一番多いのが眼精疲労からくるものです。
10年前と比べても圧倒的にその割合を増やしているように感じます。
やはりスマートフォンの普及のせいでしょうね。
昔は携帯ゲームをするのはお子さんに限っていましたが、今は年配の方でも時間潰しにやっておられます。
当然、年齢を重ねれば重ねるほど目への負担も大きくなってきます。
そして眼精疲労が酷ければ酷いほど頭痛の症状も深刻化していきます。
酷い頭痛に見舞われると皆さん心配になり、病院に行き検査を受けられます。
CTやMRIで脳の状態を調べても異常はなくとりあえずホッとされます。
しかし酷い頭痛の原因が不明ということで悩むことになります。
ここでは何度も書いてきましたが、基本的に西洋医学は目で見えることしかあつかえません。
眼精疲労はCTにもMRIにも写りません。
従ってどんなに酷い頭痛でも薬以外の対処法はないのです。
まさに対症療法です。
原因が除去できていないので、薬の効きも限局的ですし効いたとしてもいずれ効果は薄れてきます。
やはり根本原因である眼精疲労を治すしかないのです。
眼精疲労の一番の急所は頚椎2番3側になります。
より疲れている側に捻れて硬直しています。
酷い人は飛び出して突起のようになっている場合もあります。
そこまでなるとなかなか一回では治りきらないので回数が必要です。
根気よく輸気を続け、頚椎2番の硬直が緩んでくれば頭痛も治まってきます。
注意点はやはりスマートフォンを見過ぎないことです。
今はテレビでインターネットの映像を観ることができるので、なるだけそちらを使うと負担も減らせるはずです。
使い慣れた物を今さら手放すことは難しいので、上手に付き合っていく方法を模索していくしかないでしょう。