まだ気温は上がりきっていませんが、晴天の日が続いています。

こうなるとスギ花粉の飛散が活発となり、花粉症の症状が顕著になってきます。

私のところでもすっかり症状が緩和した方もあれば、まだまだ酷い状態の方もいらっしゃいます。

調整法は基本操法を行ったうえで、正中線上の髪の生え際にある迷走神経調整点、頚椎2番、3番左右1側に輸気をします。

症状の変化に差があるのは、個人個人の感受性の違いはもちろんありますが、長年の冷えと食べ過ぎの影響が無視できません。

花粉症は一種の冷えのぼせの状態にあるので、足元を冷やす生活を続けてきた方はなかなか厳しいものがあります。

一般的な感覚とは違うかもしれませんが、冷えは蓄積します。

今日から温かい恰好をしたら、冷えがご破算になるわけではないのです。

ある程度の日数がかかります。

これは食べ過ぎでも同じです。

花粉症に限りませんが、アレルギーは排泄の意味合いもあります。

本人的には苦しいですが、身体は懸命に不必要な栄養を排泄しているのです。

より大きい疾患を防ぐために。

このように花粉症を治すためには、整体操法だけではなく生活習慣をある程度の時間をかけて変えていく必要があります。

すぐに症状が変わらないことから、薬を併用している方もいらっしゃいます。

薬にも当然ですが、個人個人の感受性の違いから効き目に差があります。

効かなければ仕方ありませんが、よく効いた場合でも注意が要ります。

身体が悪いまま、症状だけ薬で抑え込んでいる状態というのはやはりいただけません。

内向しているだけで、けっして治っているわけではないからです。

長い目で見れば身体にとってはマイナスにしかなりません。

よほど症状が酷い時以外はなるだけ使わない方が賢明です。