整体屋中楠です☺︎
僕は芸術が結構好きで観たり聞いたりする。
僕自身もドラムやっててそこそこ出来るし練習もする。
ただ最近、新しく好きになったドラマーのタイプが、ドラマーなんだけど、音楽家の色が濃くて。
ジムケルトナーやアリジャクソンやジョニーヴィダゴヴィッチとかね。
特に、最近見た、スタントンムーアとヴィダゴヴィッチのドラムの対比がすごく印象的で。
スタントンムーアは本当に、プロのドラマーって感じで当たり前なんだけどメチャクチャうまくてテクニカルだし、死角なしって感じで、
それに比べてヴィダゴヴィッチはメチャクチャ癖強くて、ストロークも多分基礎からは外れてるし、叩き方とか、タイムの取り方とか、なんじゃそら?ってドラミングをするんだけど、とりあえずただただ音楽的で、テクニックはもちろんあるんだろうけど、それをわからせないくらい独特で、そう言うところを完全に突き抜けて、めちゃめちゃ音楽的で。
ヴィダゴヴィッチと比べてしまうと、スタントンムーアは理路整然とし過ぎていると言うか。基礎練習とかやり過ぎると、そこから外れた音が出せないんだろう。無茶苦茶綺麗で美しい音だし、元来だったら正解なんだろうけど、芸術の面白いところで、ただただ技術的に優れていても芸術になり得ない感じ。
ドラマーも、音楽するためにドラムをしているって、頭ではわかっていても、日々練習していると、自分のテクニックらやルーディメント、基礎の積み上げや、平均値を上げる事に躍起になって、意外と音楽を置いてけぼりにしてるのが自分の経験でよくわかる。音楽の為にテクニックを磨いてるのに、テクニックを磨く事が目的となってしまっている間違い。
久しぶりに、去年あたりからドラムを習っているんだけど、今成さんって言うんだけど、習ってるその先生は上手いのはもちろんなんだけど、滅茶苦茶音楽的でドラマティックなドラミングをする。
今まで何人かに教わってきたけど、大体が、どんなフレーズを叩けるとか、どんな速さで出来るかとかテクニック面を重視する人ばかりで。彼みたなドラマーって本当に希少だと思うしある意味では異常だとも思う(笑)
でレッスンがやっぱり変態的で(笑)
フレーズの練習なんてなし。もう、タイムとトーンのみ。
逆に言うと、これが出来ればもう音楽になる。
譜面にできない練習ばかりやってて思うけど、譜面って便利な反面危ないな〜と。めちゃ細かなニュアンスは紙にはおこせないもんね。
でも、芸術のこう言う特異性には結構前から気がついていて。
綺麗なだけなものはそれ以上に行けない気がする。
人が引っかかるのはやはり、違和感だったり、歪さだったり、気持ち悪さだったり、時には悪意だったりするんだと思う。胸がザワザワしたり感動するものって。
とか考えててね。
仕事の事に置き換えると、僕らの仕事って、基本的にいかに無駄なく身体を使うって言うのも大事で、そうなると自然に形や所作が綺麗になるって言われてて、僕もパッとみで誰がどれくらいのレベル感かはわかるし、下手だったりまだ経験が浅い方は正直形は汚い。仕方ないけどね。発展途上だから。
で段々と無駄が減っていき、形が綺麗になっていく。
のに最近ちょっと疑問を抱いて。
自分の身体を効率よく使う事に意識が向き過ぎてやしないか?と。
目的はクライアントさんの状態をよくすること。その手段として自分の身体を効率的に使うにであって目的ではない。
だから、クライアントさんの要望を叶える為なら不合理な事も間違いじゃないんじゃないか?とかね。
だからと言って、下手な身体の使い方をすれば壊すわけなんだけど(笑)
基礎を練りになって後で捻り出す工夫が差別化や個性になっていくんだろうなと、40にして思うわけですよ。
一生勉強だな〜マジで。
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