整体屋中楠です☺︎
昨日、ドラムのレッスンがあって、ハービーハンコックの処女航海をした。
スタンダードの定番。良くやる。
僕は普段、これを演奏する時、かなりファンキーにやる。
そう言うプレイが多いからね。
で昨日は、元々どんな演奏だったかってのを聞いてみると。
全然ファンキーじゃないのね。ジャズからロックの移行期にあったボワッとしたビート感。どちらかと言うとボサノバとかに近い。
こう言う、とても微妙なビート感を出すってすんごい難しいけど、それをやってみましょうと。
1回目、マイナスワンに合わせて原曲っぽくボサノバに近い演奏をする。まー普通。良くも悪くもない。
ここで、制限をしましょうとなって。
1回目の演奏は、ドラムフルセット使ってなんとなくコンセプトもない演奏だった。ので。
2回目はクラッシュシンバルとスネアのみでやりましょう、となって。
これがさー。驚く程凄い変化があるのよ。
楽器2個で表現をしないといけないから、だしたい音色、捕まえたいタイム感のみに集中出来てめちゃめちゃ音楽的になるのね。
1回目の演奏に200万倍良かったと褒められて。自分でも自分じゃないような中々珍しい、良い演奏ができて。
面白いのが3回目以降で。
成る程!制限する事によって思考の幅が狭くなるからより音楽的に出来る!と思って、色気出して演奏すると、これはこれで全然上手くいかないんだよね(笑)
難しいもんで、無心で、ただただ集中して演奏した2回目は滅茶苦茶出来が良くて、3回目以降は、良い演奏をしてやろう、あれやろう、これやろうと考えが出ると途端に音楽的じゃなくなるんだよなぁ。
脳科学やマーケティングを勉強しててもここら辺って結構重要なのよ。
脳って負担を嫌う。基本的に考えたくない。
なので例えばスーパーで3種類のドレッシング売ってるとこと12種類のドレッシング売ってるとこがあって、どっちが売れるかって言うと3種類の方。予め制限されてるから。
ホームページとかでも、商品買いたいのにイマイチ買い方がわからなくて諦めるとか、それも脳が考えたくないから。だからホームページはめちゃめちゃ簡潔に作らないといけない。
脳は選択肢が多いと労力が増えるから嫌がる。だから初めから制限してあげるとその中での工夫を覚える。
音楽に関して言うと、音楽をする、って言うのが目的で、難しい事をする、じゃない事を忘れてはいけない。
なんか全般的に当てはまると思う。
なんでも買える人ってそこにもう快楽はないだろうし、逆にカツカツの人の方がそこで工夫して生きてるから楽しそうに僕には見える。
何でもかんでも自由がいいってわけじゃないもんな〜。
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