先日見たさんまの「ホンマでっか!? TV」で、女性の口コミの速度は男性の2倍以上。ただし情報の出処は重要視しない。男性は安易に信じずに、本当かどうかその情報の出処を重要視する傾向があると出演者の心理学の方がコメントしていました。(その情報ほんまでっか!?)

 確かに比較的女性はそういった傾向があるように見えます。
たとえば「今日は○○の日。~をすればいいことがある」 「この数には~いう意味がある」 「自分は○○生まれだから~なんだ」など星や数、姓名、誕生日、方位などの占いで、自分はこういう人間だ、こうすれば良いことがあると思っているのです(まあお遊びなんでしょうが)。

 私たち人間は、過去生きてきた経験、体験から本当に多くの信念・観念を創りあげてきています。その中には体験して確信をもったものから、よく考えてみると明確な根拠はないのに、なんとなく「信じている」、「信じたい」、「信じてしまった」ものまで数えきれない程抱えています。

 なんとなく信じてしまったことで自分に制限の枠を創ってしまい、自分を狭い枠の中に閉じ込めてしまっているのです。その数だけ心の領域が狭くなり「不自由な自分」を演出してしまいます。

 占いなどこういった方面のアドバイザーも確証を持ってしゃべっている訳ではありません。外れるかもしれないけれど、そういう傾向がありますよって程度です。一見自信を持って話しているようでも、自分の心は騙せないからです。

 もし銀行にお金を預ける時に、預けた入れたお金は返金されると思いますが、されない場合もありますと言われれば、預けるでしょうか?
   そんな人はいないはずです(笑)。
 でもこういった面には、保証がないのに預けてしまう人も多いのですね(笑)。

 お金以上に大切な自分の人生を本当に預けるに値するものなのかどうか、自分自身を明確にしてみましょう。


 私の尊敬していた故長尾弘先生は、これらの人々を「迷い人(占ってもらう人)」そして「迷わせ人(占う人)」と言い、「人が幸せに生きていく為には、あらゆる天変地異を占ってはならない。あらゆる相を占ってはならない」とよく講演会でお話されていました。

 遊びや楽しみで大いに盛り上がる分にはいいのですが、新しいステージに進もうとしている私たちこれからの人類には、もうそろそろ卒業する時期がきています。


 ある情報やアドバイスによって無防備に「自分を決めつけて」しまうことは、自分で自分に不自由な信念の枠をはめてしまう行為です。それを「刷り込み」といいます。現代のような玉石混交の情報化社会では、至る所が刷り込みだらけです。知らなくていいものを知って、それに気持ちが集中してしまうことにより、実際に体験してしまうこともあり得るのです。人は自分が信じていることを体験するという法則があるからです。

 迷い人が迷わず、迷わせ人に迷わせさせず。その答えはすべて自分の心の中にあります。

 根拠なく信じ込んでいた信念を一つずつ手放していくことで心の領域は再び拡張し、より自由な本当の自分になっていくことができます。

 不自由な信念から自分を解放してあげましょう。心がどんどんと軽くなります!

  
   基準は明確か曖昧か(1)(2)も参考に 2/21、2/22blog        (続く)