製作:鑿箱の引出しを作る9 | 勢州たぬき工房の木工したり直したり

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こんばんは。たぬきです。

鑿の引出しの続きを。


各鑿箱の前面を手押しに通して底板と前面の垂直を出します。これで上下の傾きを直します。
鑿箱は足りなくなった時に当時の手持材で作ってました。そのせいで、材がバラバラです。


摺台鉋で鑿箱前面の左右と引出し本体との面を合わせます。これで、左右の傾きを直す訳です。

前面に引出しの前板を接着します。

5枚とも接着します。

前板の四周を引出し本体と現合で合わせます。鉋で何回か削っては合わせます。
取っ手のネジ穴を罫書き、錐で下穴を開けます。

取っ手を取付けます。

仮組出来ました。
仕上げは来週ですね。仕口を鉋で均して、丸ノコで引っ掛けた細いマクレも多少は消したいところ。トリマーを抜いてしまった穴も埋木します。
それが終わったらオイルフィニッシュ。この時にどれだけヒビ割れをごまかせるかが課題ですね。

といった所で、今日はここまでです。
以上、たぬきでした。ではでは。