製作:鑿箱の引出しを作る2 | 勢州たぬき工房の木工したり直したり

勢州たぬき工房の木工したり直したり

2018年に小さな工房を自分で建てました。
包丁や大工道具を研いだり直したり。
他も色々作ったり直したり。
元々は生産設備の開発屋。
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こんばんは。たぬきです。

鑿の引出しの続きを。


これは中国松。当初これで作るつもりでしたが木目が荒すぎますね。仕口には向かない気がしてきました。


というわけで、秘蔵の栂材、それも無節柾目材を使うことにしました。
そんな高級な造作材とは言うものの、それが端材というのがたぬき工房の宿命ですな(笑)

ようやく山桜の製材も終わり、他の作業をやろう!と思ってました。なのに、再び木取で挽割りをする事になるとは。
板材は幅が有る為、スライド丸鋸には掛かりません。丸鋸で両側から1/3程挽き込みます。
その為に両側からの丸鋸の食違いが出ぬ様に90°をキッチリ合わせておきます。

こんなアルミ台の丸鋸でもオクで2台3000円位でした。本職がコードレスに移行されたおかげで貧乏DIYerでも上等な丸鋸が使えます。

作業台にガイドレールを固定しています。

両側から挽き込んだら残り1/3を尺一の両刃で挽き割ります。

挽けました。

全部挽けました。バンドソーがあれば30分掛からないでしょうね。たぬき工房では半日掛かりました。それでも挽き割る道具と環境が有るだけ上等です。ゼットソーしかなければ挽き割れなかったでしょうから。
こちらは5分の板にします。

こちらは3分の板にします。

やれやれ、これで週末も終わりです。
泡盛を生で飲っては、生ぬるい渋茶で流してます。この季節はお湯割にしたいけど泡盛はお湯割に合わない気がします。

と言った所で、今日はここまでです。
以上、たぬきでした。ではでは。