入手記録:京都山桜1 | 勢州たぬき工房の木工したり直したり

勢州たぬき工房の木工したり直したり

2018年に小さな工房を自分で建てました。
包丁や大工道具を研いだり直したり。
他も色々作ったり直したり。
元々は生産設備の開発屋。
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こんばんは。たぬきです。

ここ最近、木工用の材料が多く工房にめぐってまいります。そういう星回りなんでしょうか?

今回は京都から「山桜が倒れているので刻んで持っていきなさい」との有難い連絡を頂きました。

早速現地でチェーンソーにて刻みます。

この辺はうまくいきました。しかし、ジムニーに積み込む段になって桜の丸太の重いこと!!

代わりに積込んで頂きました。ありがたや。たぬきが無理したら腰を痛めるところでしたから助かりました。

さて、サスペンションの残りストロークが数cmしかない状態になりました。

この状態でヨタヨタと滋賀の高島手前まで走ります。そこで若い木工芸家に丸太を一本お裾分け。これでストロークが伸びました。かなり楽に走れるようになったので下道で帰宅しました。


さて、製材ですね。

まず1本目。

直径約20cmの丸太です。まだ末の方です。勿論たぬき工房にバンドソーはありません。手挽きで挽き割ります。水糸で半分のラインを検討します。決まったらダーマトグラフで水糸をなぞります。墨壺が有ればよいのですが、使用頻度も少ないですからね。買っても真綿がすぐだめになりそう。今回はダーマトグラフで大丈夫でしょう。


こんなものかな。

裏側も罫書ます。

窓鋸で挽き割ります。

俺の會津中屋友右衛門が火を噴くぜ。

生木に窓鋸ですから正しい使用ですね。
自分のヘソに向かって体で挽きます。これは何年か前の全国削ろう会で前挽き大鋸体験で教えてもらいました。
こうするとあまり疲れずに挽いてられます。

慣れてくると楽に挽けます。今夜はここまでにしましょう。

歯先も磨かれて光っています。鋸の錆は使って取れなんて言いますね。よく見ると上目の押しがバラバラです。
目立に出して一旦リセットしたほうが良いかもしれません。

と言った所で、今日はここまでです。 

以上、たぬきでした。ではでは。