整備記録:ジムニーのシートベルト | 勢州たぬき工房の木工したり直したり

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こんばんは。たぬきです。

平成ヒトケタなジムニーですが、以前よりシートベルトの戻りが悪くなっておりました。

思い立って直すことにします。

まずは内装を剥がします。


ここが巻き取り部分。

外したら、白い部品が割れて落ちてました。

これが巻取りユニット。
左の緑色部分は衝撃や急速な引出しが発生した時にベルトをロックする部分。
右の白い部分に巻取りのゼンマイが入っています。

ベルトを全て引き出しました。ベルトのスプールの鍔が割れてます。先の写真の白い部品はここから落ちたのでしょうね。
無くてもさしあたり問題なさそう。よし、見なかったことにしましょう。

外すなと書いてありますね。
ゼンマイがはじけるからですね。たぶん。
一応、リコイルスターターや掛け時計のゼンマイを整備したことがあるので、シートベルトもなんとかなるだろうと安易に考えてバラします(笑)
まずは、真ん中の白いキャップを外しましょう。

ゼンマイの字句が見えます。四角の穴があるので、これで回すことが出来ますね。

白いカバーの固定は3ミリ径のピンで止めるファスナーになってますね。

ピンポンチを使ってピンを抜きました。

白いゼンマイの部分を外します。

外れた。

ゼンマイです。

はじけさせないようにほどいたんですが、はじけました。
しくじりました😭

はじけたゼンマイを解いてからウェスで拭って古い油を落とします。
次にゼンマイを角材に当ててしごき、癖付けをしました。これで巻取りトルクが強くなったはず。多分。
その後、元通りに納めました。

ゼンマイに注油します。

その後、元通りに組み直します。
で、シートベルトを引き出してみたら・・・ほとんど変わりませんでした😭
各部の動きはスムーズなので問題はゼンマイそのもののトルク不足ですね。
しごくだけでは復活しないと言うことですな。

と言った所で今日はここまでです。
いつか、完全修理してやるからな(笑)
以上、たぬきでした。ではでは。