砥石:割れた研承レジノイド砥石を直す | 勢州たぬき工房の木工したり直したり

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2018年に小さな工房を自分で建てました。
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こんばんは。たぬきです。

先週の事。あわて気味で小鉋を研いでたら滑って刃を落としました。そして、欠けました。軽症で済みましたが残念なことです。

次に、使った砥石を片付けようと研ぎ台からつまみ上げると貼付いてしまい、そのまま勢いで砥石が床に落ちました。

そして、真っ二つに😱

気が急いていたんですね。あーあ😭

レジノイドの研承成6000が真っ二つ。高い砥石のになぁ。


真っ二つですな。

断面を合わせるとピタリとくっつきます。接着すれば直るかな🤔

接着剤を用意しました。今回は瞬間接着剤を使用します。理由は天然砥石のちいさな剥離に使用していて実績があったからです。

こういった大物の接着には染み込みの少ないゼリー状が適してると思われますが、耐衝撃が気になりましたので、低粘度のこちらを選択しました。瞬間接着剤の主成分はシアノアクリレートで、これは水分で硬化しますが、長期的には水分で加水分解されます。しかし、この耐衝撃は5%の樹脂が含まれているようです。これが吉と出るか凶と出るか興味があります。

多めに塗布して貼り合わせます。

クランプを掛けてから、たわまない様に重しを乗せておきます。

重さは約1kg。

一晩放置しました。
しっかりくっついているようです。

平面を出してから研いでみます。

結果、接着剤が浸透した白っぽい所は滑走が重くなりますね。また、矢印付近の隙間が空いてしまった所は接着剤が出ていて引っ掛かる感じがあります。逆に隙間が無いところは、そんなに気になりません。
結論としては、多少使いにくくなりましたが、十分使用可能です。
隙間が出来たところは掘って使ったほうが良いかもしれませんね。
今後、どうなるかは分かりませんが、なにか変わったらブログにかきますね。

と言った所で、今日はここまでです。
以上、たぬきでした。ではでは。