製作:SVEA123のケースを作る8 | 勢州たぬき工房の木工したり直したり

勢州たぬき工房の木工したり直したり

2018年に小さな工房を自分で建てました。
包丁や大工道具を研いだり直したり。
他も色々作ったり直したり。
元々は生産設備の開発屋。
Twitterにも同じハンドルで出ています。日々の最新情報はTwitterへ。

こんばんは。たぬきです。

ケースの続きを。

 

先日挽割った鏡板ですが、それぞれ勝手な方向に反っています。今日はこれらを2分厚に整えます。

 
鉋を研ぎます。研承成#6000→中山からす。
硬さは5段階で4-。普段5とか5+の砥石を使っていると、ちょっと柔らかく感じますね。
 
小鉋を研ぎました。この後、福三郎寸八も研ぎました。
 
これは、以前台打ちした福三郎寸八。
勢州たぬき工房謹製、台直し定規で下端を調整します。
定規で直角を出してから
 
台直し鉋で削ります。
 
小鉋で荒削りした面を浚っていきます。
 
大切れを刃先だけ立てて研いでいます。なので本調子ではないと思いますが切れますね。
元々はリサイクルショップでさびさびになっており、ゴミ手前でした。それを透直して染直して研ぎ直して台打ちして、ようやく使えるまでに復活しました。今後もたぬき工房で戦力となって欲しい。
 
作業台周りが鉋屑だらけになりましたが、厚さがそろいました。
鉋掛けの感触から挽割った時よりも乾燥が進んだようです。もう2分厚の板ですから、ここからは一気に乾くと思います。
 
と言ったところで今日はここまでです。
以上、たぬきでした。ではでは。