こんばんは。たぬきです。
ランタンケースの続きを。
前回は、羽目板を入れてみたけど子供のパンチで割れそうだ。横桟が必要だね。と言う所まででした。
ビール缶の後ろにあるのが、檜の端材から木取した桟です。
さっさと進めれば良いのですが、やる気のない日は、他ごとをして遊んでます。
石堂さんの鉋を研いで、松の端材を削ったり、
横桟で使った鉋盤の手入れをしたり。
下側の従動する鉄ローラーの出代を調整して、各部注油して清掃。基準台も油で拭きます。
往年の名機なので、鉄ローラーも摩耗して0.1mm程偏心しています。
標準の出代は0.3mm程度なのですが、これを0.1mm以下にしました。これで削り始めの食込みと、厚さのムラが改善しました。これ以上良くするには鉄ローラーの交換になります。が、お金に余裕がないので諦めます。手鉋で仕上げましょう。手鉋なら沢山ありますから(笑)
と言う訳で、横桟と天板の受けを作りました。
桟を小鉋で仕上げます。
柱へ差込む臍を作ります。
これは天板の受け。たぬきが座っても大丈夫なように、檜で丈夫一式に作ります。
組立が近づいてきました。ここで、各部材に面取りをしておきます。組合わせた時の形状に合わせ、面取りする所しない所を考えながら作業するので面倒ですね。組立後にまとめてトリマーでやっても良いのですが、手でやった方が失敗しにくそうなので手で行います。
続いて各部材を鉋で仕上げ、次にペーパーを当てます。ペーパーはオイルフィニッシュに向けた下地調整です。
写真に、横桟の臍穴が見えますね。
これで、構造材だった垂木が造作材に変わりました。美しい(笑)
最後の仮組です。半端な羽目板を手鋸で切り出し、際鉋で相じゃくりというか箱目地を削り出します。横桟も入れて組みます。
表はこんな感じ。
内側はこんな感じ。うまく横桟がつきました。これだけでも、丈夫さが大分改善します。最後に真鍮の釘で羽目板側から打った方が良いかもね。
トリマーのビットが切れないせいで溝が歪んでいる所もありますが、それほど目立たないかも。
次回は接着しますよ。
加工で出る大量の木屑はブルーベリーの周りに撒きます。土表面が乾かない様、覆っておくのです。
と言う訳で、今回はここまでです。
以上、たぬきでした。ではでは。