整備記録:ジムニータービンOH4 | 勢州たぬき工房の木工したり直したり

勢州たぬき工房の木工したり直したり

2018年に小さな工房を自分で建てました。
包丁や大工道具を研いだり直したり。
他も色々作ったり直したり。
元々は生産設備の開発屋。
Twitterにも同じハンドルで出ています。日々の最新情報はTwitterへ。

こんばんは。たぬきです。

タービンOHの続きを。

 

組みあがったタービンを車両に乗せましょう。

 

排気系のボルトは新品を用意しました。

ボルトにはスレッドコンパウンドを塗布し、ネジの焼付きを防ぎます。

こっちはエキマニ側

 

こっちはエキパイ側

 

元に戻すだけなので、ちゃっちゃと組み付けます。

 

クーラントは再使用しましたが、一応テスターで凍結温度を確認します。結果、約-28℃でした。厳冬期のスキー場でも行かない限り十分でしょう。

 

オイルとオイルフィルターは交換します。

埼玉の2S305さんに頂いたレンチを使う日が来ました。だがしかし、大きすぎました💦

 

仕切り直して

オイルフィルターとレンチを用意しました。

 

オイルはコメリの全合成油。

商品入替えの特売で2,000円しなかったはず。

全合成油って書いてあるけど、PAOなりエステルなり、単一成分をブレンドした合成油(狭義の全合成油)なのかな???

おそらく、ハイドロクラッキング油でしょうね。とにも、十分良いオイルです。

 

 はい。組みあがりました。

1分アイドリングしてから、軽くレーシングします。少しづつ、レーシングを強めてタービンが回ることを確認します。タービンを冷やすクーラントパイプを触り、クーラントが循環している事を確認します。

 

あれ?

なんか漏れてる。ヤバい。

クーラントだ。

 

タービンのクーラントホースから漏れてるぞ。

原因は、分解時にクーラントホースを外す際、固着を剥がず為にプライヤーを使用した為です。完全にくっついて居り、プライヤー

で、だましだまし揉み込むように剥がしたのですが、それでもホースを傷つけてました。残念。新品を手配しますが、当座のしのぎに、クーラントホースは先2センチをカットし、クーラントパイプは少し曲げて先だけでも接続できるようにしました。バンドも付けましたし、しばらくは大丈夫でしょう。

 

4/21追記 

 4/21クーラントホース交換終了。

 タービン側が固着していた様に、もう片方の端であるオイルクーラー

 側も固着してました。水温が高くなる場所だからかもしれませんね。

 これを切込みを入れて引きはがし、新品ホースに入替えました。 

 4/25追記

  距離122,200km

  ここまで、追記でした。

 

これで、試走します。結果問題無し。調子よく走ります。特にパワフルになったとかはありませんでした。オイル消費は今後判明するでしょうね。はてさて今回の作業の意味はあったのか?

 

今回初めてのOHで、マニュアルが無い中、手探りの作業となりました、でもまぁ、そこそこ工具や環境があって、各部品の意味を考えながら

作業すれば、何とかなるものですね。

何とか破損させる事なく終われたので、満足しています。

 

次回は、マスクの消毒装置について簡単なものができないか、検討します。

例えば気温80℃、湿度80%の環境をそれなりの精度を保証しつつ、市販の組合わせで実現したいのです。気温80℃で使用できる湿度計って普通じゃなさそう。なら、代替値として露点で管理できないか?

制御はどうしよう。

自動車部品製造の設備開発屋あがりのたぬきには、良く分からない事が沢山。化学プラント系のエンジニアなら簡単にやってのけそうだね。

とにも、足りないたぬき頭で、考えてみますよ。

 

以上、たぬきでした。ではでは。