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本日は創世記の解釈の話です。
福音書が終わりましたので、旧約聖書の最初の書、創世記に戻って
3章15節の言葉の意味を考えたいと思います。
もう一度、聖句を見てみましょう。
(神がヘビであるサタンに言われた言葉)
「私は恨みを置く、おまえと女との間に、おまえの末と女の末との間に。彼はおまえの頭を砕き、おまえは彼のかかとを砕くであろう」
まず、「恨みを置く」という表現からサタンとエバ、サタンの子孫と
エバの子孫が対立することがわかります。
そして、エバの子孫でサタンの頭を砕くことができる人間はイエス・
キリストしかいません。
また、イエスと対立したのはユダヤ教の宗教指導者を中心とする
反対勢力でした。
イエスは人間の罪を取り除くために犠牲としてささげられ、人間を罪の
奴隷として永遠に支配しようというサタンの野望を打ち砕きました。
これを「頭を砕く」と表現したのです。
実際、サタンはイエスを殺害した時に、力を失いました。
それに伴い、イエスは肉体の死を経験しましたが、再び神のもとに戻り、
霊者として復活しました。
イエスにとっては「かかとを砕かれる」程度のダメージだったのです。
つまり、創世記3章15節は
①ユダヤ教宗教指導者らとイエスが対立すること
②イエスがサタンの頭を砕いて致命的なダメージを与えること
③サタンはイエスの殺害に成功するが、イエスは復活したため、小さな
ダメージしか受けなかったこと
を表しています。
最初の人間が罪を犯してすぐに、神はイエス・キリストによる救済を計画
されていたのです。
サタンはいまだに世界を支配していますが、すでに【頭を砕かれている】
ので、大きな力を持っていません。
事実、人間をだますことしかできません。
だからこそ、我々はサタンの嘘、特にもっともらしい嘘にだまされないよう
注意していなくてはなりません。
しかし、人間は弱く、サタンに簡単にだまされてしまいます。
そのため、聖書を読み、イエスへの信仰を持ち続ける必要があるのです。
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