ナザレの会堂での聖書朗読 | 聖書早読み

聖書早読み

聖書を読めばすべてが分かる!
聖書は世界のベストセラーで全人類必読の書です。
実は、聖書には世の中の問題の根本原因と解決法が書いてあります。
聖書を読んだことがない方でも分かるような内容にしますので、どなたでもご覧頂けます。


ナザレの会堂


本日もご覧頂きありがとうございます。

本日はイエスの故郷での話です。


聖書該当箇所は以下になります。

ルカ4章 (文字をクリックすると開きます。)


イエスはお育ちになったナザレに行き、安息日にいつものように会堂に入り、
聖書を朗読しようとして立たれます。

預言者イザヤの書が手渡され、その書を開いて、こう書いてある所を
出されます。

「主の御霊がわたしに宿っている。貧しい人々に福音を宣べ伝えさせる
ために、わたしを聖別してくださったからである。主はわたしをつかわして、
囚人が解放され、盲人の目が開かれることを告げ知らせ、打ちひしがれて
いる者に自由を得させ、 主のめぐみの年を告げ知らせる
のである」

イエスは聖書を巻いて係の者に返し、席に着かれると、会堂にいる全員の
者の目がイエスに注がれます。

そこで、イエスは「この聖句は、あなたがたが耳にしたこの日に成就した」と
説き始められます。

すると、彼らは皆イエスをほめ、またその口から出て来る恵みの言葉に
感嘆しながらも、「この人はヨセフの子ではないか」と言います

そこで、イエスは「カペナウムで行われたと聞いていた事を、あなたの郷里の
この地でもしてくれ、と言う」とナザレの人々のことを言い、「預言者は、自分の
郷里では歓迎されない
」と批判されます。

それから、エリヤの時代にイスラエル全土に大ききんがあった際、そこには
多くのやもめがいたのに、エリヤはそのうちの誰にも遣わされないで、
ただシドンのサレプタにいる一人のやもめにだけ遣わされ、

また、預言者エリシャの時代に、イスラエルには多くのらい病人がいたのに、
そのうちの一人も清められないで、ただシリヤのナアマンだけが清められた
という歴史的事実を指摘されます。

会堂にいた者達はこれを聞いて、皆憤りに満ち、 立ち上がってイエスを町の
外へ追い出し、その町が建っている丘のがけまで引っ張って行って、突き
落とそうとします


しかし、イエスは彼らの真ん中を通り抜けて、去って行かれます。

(ルカ 4:16-30)


<解説>
イエスがナザレの会堂で聖書を朗読する際、イザヤ書61章のご自分に
ついて書かれている箇所を読まれます。

すると、人々はイエスを見て、イエスは「この聖句はこの日に成就した」と
宣言されます。
しかし、人々はイエスが「ヨセフの子ではないか」と良く思いません。

そこで、イエスはエリヤとエリシャの例を出し、預言者が郷里では歓迎
されないことをおっしゃいます。

これを聞いて、人々は怒り、イエスをがけから落とそうとしますが、イエスは
逃れられます。

今回は、ナザレの人々がイエスのことを家柄で判断し、彼に信仰を持つことが
出来なかった
という話でした。


p.s.人気ブログランキングに参加しています。

1日1回クリックして頂けると励みになります。

にほんブログ村 哲学・思想ブログへ



『聖書早読み』トップへ