一般  上級





毎年、年間でも一番長くなるのが、この型試合のラストの一般上級のレポート汗うさぎ



M澤が勝手に花形と言っていますが、大会の最終試合を飾り、過去幾多の名勝負が繰り広げられたので、毎年毎年見てるだけなのに超ドキドキしてしまうのがこの戦い



杉並道場が、東伏見道場に過去入賞者で上回れたりしても、なお『型の杉並道場』と言われ続けているのは、この階級を死守し続けているからでもあります




過去の実績を見ても



2016

優勝  T夢先生(杉並)

準優勝  小原先生(杉並)


2017

優勝  小原先生(杉並)

準優勝  T夢先生(杉並)


2018

優勝  T生初段(杉並)

準優勝  Y太一級(杉並)


2019

優勝  T夢先生(杉並)

準優勝  T生初段(杉並)


2020

不開催


2021

優勝  K弓先生(花小金井)

準優勝  H菜乃初段(杉並)


2022

優勝  S礼一級(杉並)

準優勝  H菜乃初段(杉並)


2023

優勝  H菜乃初段(杉並)

準優勝  R大初段(杉並)




2021年に、当時は東伏見道場のK弓先生に連覇を止められましたが、それ以外は常にチャンピオンの座を守り、そして決勝の舞台も常に杉並道場同士で争ってきたのですびっくりマーク


(少し、自慢も入っていますがお願い






しかも、昨年大会はH菜乃とR大が決勝戦で戦い、H菜乃が悲願のチャンピオンとなりましたが、、、



3位にも、S一郎とA花が入り、史上初、杉並道場が上位を独占したのであります拍手拍手拍手


(かなり、自慢も入っていますがお願いお願い







昨年大会で決勝を戦ったH菜乃R大は、今年は審判として参加のため、戦力が手薄になるかと心配もしましたが、昨年にも劣らない4人が杉並の伝統を守るべく、エントリーしましたキラキラ




S礼       M佑
A花   S一郎

昨年、3位入賞の二人(A花・S一郎)に、2021年のチャンピオン(S礼)と、空手に復帰したM佑が加わった最高の4戦士




(すでに前置きから長い💦)



さあ、戦いはいかに、、、







一回戦



まずは、杉並道場の金曜日・土曜日の指導をやっていただいているK藤先生が登場!


東伏見・杉並のたくさんの教え子が見守るが、あっさりと不戦勝OK





そして、ある意味注目のひばりが丘道場のR星初段が続いて登場!


組手の全日本チャンピオンながら、型試合に挑戦しても、今まで勝ち星なしびっくり(公式記録は不明ですが、父いわく)


昨年、型にも力を入れるべく出稽古に来て最高師範の指導を仰ぐも初戦敗退


今度こそは、、、と今年も出場してくれた!


相手は初戦から超手強い東伏見のT磨選手


本戦は引き分け、延長戦で指定されたのが、ちょうど試合直前に杉並道場に出稽古に来て最終調整で磨いていた「平安5」

(おそらく指定型でやるつもりだったんだろう)


自信あるからか力強い型が、キレのあるT磨にまさり4:1で勝利!


初めての型での勝利とは言え、勝った瞬間、満面の笑みを見せたのがR星初段らしくて微笑ましたかったチョキ


(杉並ブログなのに他道場の選手ですでに長くなっている怒り  決勝まで終わるのだろうか?果たして最後まで読む人いるのだろうか?)












準々決勝



ベスト8の戦いが4試合

杉並の4人がいよいよ登場する



《第一試合》



K藤先生(東伏見)VS   S礼(杉並)


ここでぶつかるのはもったいない程の、大きくて見栄えのする両選手

K藤先生も型試合に向けてかなりレベルを上げてこられ、前評判ではやられるかも、、、という脅威を感じるほどでしたが、少年部時代から叩き込まれた細かい部分での正確性がまさったか、S礼が4:1で鬼門を突破




《第二試合》



R太郎(東伏見)VS   M佑(杉並)


杉並の4人の試合で最も心配だったのがこの試合

大学受験を終えて空手に復帰し、久々の型試合のM佑の相手は、東伏見の型エースと伝え聞くR太郎選手
R太郎選手は昨年大会もエントリーしながらも体調不良で欠場だったため、その実力が未知数だったのも不安要素でした

案の定、キレと気合いがハンパなく本戦は2:1:2の引き分け

延長戦は「平安5」、かたや力強さ、かたやしなやかさの対決は延長戦でも旗が割れましたが3:2でかろうじてM佑が勝利



《第三試合》



Y本さん(東伏見)VS   A花(杉並)


昨年3位の実績はあるものの、まだ紫帯のA花

華奢なA花には不利に思えるほど、力強い東伏見のY本さんが対戦相手

力強さでは敵わないが、A花には真面目に稽古してきた絶対的な形の美しさと正確さがありました

4:1での勝利
 
よくやった!毎年ですがまたA花に泣かされてしまいました



《第四試合》



S一郎(杉並)VS   R星(ひばりが丘)


幼年から誠真会館で空手を始めた同学年の二人

道場は違えどお互いに意識してきた相手

初戦を突破してきたR星初段を迎え撃つS一郎


型の試合でありながら、二人が組手をやっているような迫力を感じるほど、どちらも甲乙つけがたい勝負となりました


判定は4:0でS一郎に軍配があがりましたが、R星選手の健闘が光りました






杉並道場の4人がみんな勝ち上がり、ここで昨年同様に上位を独占し


そして、今年も型チャンピオンを杉並道場から出すことが決まった瞬間でした












自分は試合に出ないのに大会前から緊張がぬぐえなかったM澤ですが、ここでやっと安堵ができ、すっと力が抜けた感じがしました


あとは、残った4人が悔いなく力を出して楽しんで欲しい、、、そういう気持ちで残りの試合を見守りました






準決勝



ここからはすべて杉並道場生同士の戦い


どちらを応援するでもなく結果を受け止めます!




《第一試合》


M佑(杉並)VS   S礼(杉並)



二人が選んだのは『撃砕  小』

どちらも形は美しく、正確
力強さでS礼、やわらかさでM佑

判定は4:0でS礼が決勝進出となりました


負けたM佑は、大学受験を終え空手に復帰した途端に秋には日本代表として世界大会出場、そして今度は型

一月は大学の試験でなかなか稽古時間も取れなくて心配もしましたが、道場で不安点だった体のふらつきも全く見せない立派な型でした

来年は杉並道場のエースとしての活躍を期待しています

M佑初段
3位
おめでとう






《第二試合》

S一郎(杉並)VS   A花(杉並)


『撃砕  小』のS一郎に対し、A花は『平安 4』

さずかのA花も、S一郎には分が悪いかと思いましたが、判定は2:1:3の引き分け


延長戦は『平安 3』

平安3も直前まで道場で稽古をしていたA花に対して、あまりS一郎の平安3をやる姿は見たことなく、あわや、、、と一瞬よぎりましたが5:0で貫禄を示したS一郎が決勝へ


負けはしましたが、幼年から10年以上の空手歴のS一郎に、中2から空手を初めてわずか4年と少しのA花が延長にまで持ち込んだのは驚嘆に値すると思います

短期間ながら、もう杉並にはいてくれないと困る程の存在になったA花は、4月から警察官になることが決まり、しばらく空手から遠ざかることになってしまいます

来年のこの大会には出れないかもしれません

でも、これがA花の型を見る最後になるのは絶対に嫌だから、必ずまた戻ってくるんだよ

A花
3位
おめでとう

3月の組手も頑張ろうね











決勝戦




どちらが勝っても型チャンピオンにふさわしい二人の決勝戦が始まります


コートを中央に移動し、三方から子供たちもふくめ全選手が見つめる中、二人をコートに呼び込むM澤 カラオケ 




S一郎(杉並)  VS  S礼(杉並)




さあ、両雄の勝負がはじまります

二人が選択した型は『撃砕 小』



左がS一郎                        右がS礼




同じ道場で稽古している仲間だけあって、演武のように揃った型

判定は、、、S礼に二本、引き分けが三本





延長戦は『平安 4』



このレベルになると当たり前かもしれませんが、一切のミスも、一切のふらつきも、勝敗を決するほどの減点はないように見えました



さあ、判定は、、、、、


(S礼)が五本 🏳️🏳️🏳️🏳️🏳️




試合後のコートでは、一つ先輩のS一郎が、さらに強く頼もしくなった後輩に 「おめでとう」 とそっと手をそえていましたパー




優勝
S礼

準優勝
S一郎




杉並道場同士の決勝戦は、もちろん嬉しいことではありますが、でも、どちらかが勝者となり、どちらがが敗者となります

昨年の雪辱を晴らそうとしたS一郎にとっては決して満足はいかないことと思います


それでも二人にかけられる言葉は
 

S礼
S一郎

おめでとう


この言葉しかありません












今年も
素晴らしい
熱闘でした

感動







また最長記録を更新したかもしれない長々となったブログ

最後までお読みいただいた方は何人いるだろうか?

いいんです、、自己満足で

M澤の一番大好きな型試合の、その興奮を書きとめたいだけなので、、、







第13回大会
早く来ないかなぁおいでおいで





杉並道場の伝統を守りし4人

感謝




~完~