精神不調の原因の大きなひとつは、自己肯定感を含む非認知能力の成熟不足もしくは未成熟が挙げられる。
例えば、自己肯定感が未成熟なだけで、生活の至るところで、以下に挙げるように、さまざま支障が生じる。
人を信じることができない。
人の悪いところばかりに目が行く。
誉められても戸惑うばかりで素直に喜べない。期待や責任は重いから嫌い。
何かにつけバカにされているのではないかと思う。
皆に好かれたいし誰からも嫌われたく無い。
努力が嫌い。報われないかもしれないのに努力なんかしたくない。
自分のことを理解して欲しい。理解してくれない人を受け入れられないし関わりたく無い。
失敗してバカにされるくらいなら、新しいことへのチャレンジなんかしたくない。
このように、挙げ出したらきりがない。それほど生活の至るところで多彩な支障や困難に見舞われるため、精神不調になるのも無理は無いとも言える。中でも努力の継続ができないというのは致命的である。自分自身を信じることができないためやり抜ける自分をイメージできず、失敗することで他人にバカにされたらどうしよう、などということばかりを考えてしまうため、努力の継続ができないのである。すると当然自己肯定感は成熟しない。
資本主義では、努力の継続ができないと何者にもなれず、いわば箱の中の多数のジャガイモとなるため、他者からの評価承認が得られず、孤独感や不平不満が膨張し、攻撃的となるため、次第に周りの人に疎ましがられるようになり、更なる不平不満が膨張し、行動態度が粗野乱暴となり、闇に押し潰され、いよいよアルコールや薬物に依存するようになり、転落の人生へ真っ逆さま、、という結末になるのだ。